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Photo byharuka460

第3話: 政策①緑を増やすことと、自然を豊かにすることは同じではありません― 生き物が増える緑化計画 ―【創作大賞】

    木や花がたくさんあると、
    なんとなくいい感じがしますよね。

    私もそう思います。

    でも、ひとつだけ考えてみてください。
    その花壇で、虫が食事をしているところを
    見たことがありますか?

    私たちが大切にしたいのは、
    「緑があるか」ではなく、
    「その緑が生き物たちの暮らしにつながっているか」
    です。

    例えば駅前の花壇。
    色とりどりの花が植えられていると、
    人は「きれいだな」と感じます。

    でも、その場所を利用しているのは人間だけではありません。

    虫もいます。
    鳥もいます。
    土の中にもたくさんの生き物がいます。

    人間の見た目だけを基準に植物を選ぶと、
    生き物たちにとっては利用しにくい
    環境になってしまうことがあります。

    一方、その土地にもともと生えている植物は、
    多くの昆虫の餌やすみかとなり、鳥たちの暮らしも支えています。

    過去には「緑化に良い」と考えられて植えられた植物が、
    後になって生態系へ悪影響を与えることが問題になった例もあります。

    例えば、街路樹や庭木として人気のシマトネリコ。

    成長が早く、
    見た目も美しく、
    手入れもしやすいため、
    近年さまざまな場所で植えられています。

    もちろん、シマトネリコが悪い木というわけではありません。

    ただ、植物は「植えれば終わり」ではなく、
    その後に地域の生き物たちとどのような関係を築くかも大切です。

    私が港区で見たシマトネリコは、
    舗装の隙間からも芽を出していました。

    正直、「すごいな」と思いました。

    私だったらアスファルトの隙間から出てこいと言われても、
    たぶん無理です。(意外とガッツない。)

    それくらい生命力の強い木です。

    実際、2015年に港区の研究者が発表した論文では、
    シマトネリコが道路際の隙間などに
    自生し始めていることが報告されています。

    人間から見ると「たくましいな」で終わる話かもしれません。

    でも、生き物の世界では「よく育つ」ということが、
    必ずしも「みんなにとって良いこと」とは限りません。

    そして、生き物の視点から見ると別の見方もできます。

    シマトネリコは日本にもともとあった木ではありません。
    そのため、地域の昆虫たちが「食べ物」として
    利用できるようになるまでには時間がかかります。

    自然界では、植物と虫は長い年月をかけて関係を築いてきました。
    虫が葉を食べ、鳥がその虫を食べる。
    そうしたつながりが少しずつ生態系を形づくっています。
    だから私たちは、「育ちやすい」「きれい」
    といった人間の都合だけでなく、
    その植物が地域の生き物たちとどんな関係を築けるのか
    という視点も大切にしたいと考えています。

    つまり、
    緑を増やすことと、自然を豊かにすることは同じではありません。

    地球平和党は、
    「人間から見てきれい」
    だけではなく、
    「虫や鳥たちも利用できるか」
    を基準に緑化を考えます。

    地域本来の植物を大切にし、
    生き物が暮らしやすい環境を増やし、
    生き物同士のつながりを育てます。

    目指す未来
    花が咲いている。
    虫がいる。
    鳥がいる。
    土が元気。
    そして、人も気持ちよく過ごせる。

    地球平和党にとって緑化とは、
    「木を植えること」ではなく、
    「生き物たちの関係性を育てること」です。

    花壇を見たら、
    「きれいだな」
    の次に、
    「誰が利用してるんだろう?」
    と観察してみてください。

    地球平和党は、人間だけでなく、
    生き物たちの視点から社会を見直す政党です。

     
     
    派遣から10年かけて、年収1000万円までキャリアアップ。 でも、もっと楽しく生きたくて働き方を見直し、今は週12時間勤務。 余白の時間で自然の営みを学び、人や社会のあり方を探究しています。 読んだあとに身近な景色が少し違って見えたら嬉しいです。

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