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若気の至りがない!ならば老いの至りを!

    今日のnoteのお題は、「今だから笑える若気の至り」。

    くやしい!

    私には「若気の至り」と呼べるようなエピソードがない。

    なぜか。

    何を隠そう、私は超真面目人間だったからだ。

    「正子」という名前の通り、正しい子だった。

    間違えるのが嫌。
    失敗するのが怖い。
    だから、おとなし〜く親の言うことを聞いて生きてきた。

    今思えば、羽目を外すチャンスはあった。

    18歳でアメリカの大学に留学したときだ。

    親の目はない。
    好き勝手やろうと思えば、いくらでもできたはず。

    ところが私は、やっぱり真面目だった。

    英語が話せないから、
    「成績が悪かったら日本に帰される!」
    と思い込み、必死に勉強した。

    まあ、実際に成績が悪ければ大学からキックアウトされるのだが。

    20歳になって、お酒も飲めるようになった。

    でも、何しろ寮の中にパブがある。

    たとえ酔っぱらっても、歩いて自分の部屋に帰れる。

    酔っぱらって大事件を起こした!
    記憶をなくして、とんでもないことをした!

    ……なんてこともない。

    真面目だったのだ。

    あ〜、つまらない!


    そう。

    私は若い頃、
    清く、正しく、美しく……

    生きてきすぎたのだ!

    しかし、今さら過去は変えられない。

    だったら、これから作ればいい。

    「若気の至り」ならぬ、

    「老いの至り」を。

    子どもたちはもう巣立った。
    夫も2年前に旅立った。

    もう誰かに気兼ねして、
    「こんなことしたらどう思われるかな」
    なんて考えなくてもいい。

    法律にさえ引っかからなければ、
    何をしたっていいのだ!

    モンゴルで馬に乗ったときは、子どもたちをはじめ、みんなにびっくりされた。

    そう、それでいいんだ。

    これからは、

    「今までやったことがないこと」
    「普通のシニアは、あまりやらないかも?」

    そんなことに、どんどん挑戦してみよう。

    そして10年後、

    「あのとき、なんであんなことやったんだろうね〜!」

    と笑えることを、たくさん作りたい。

    若気の至りには、もう間に合わない。

    でも、

    老いの至りなら、まだこれからだ。

     
     
     
    はじめまして。草刈マーサです。 著書に『70歳からのユーモア身につけ術』があります。 年齢を重ねる中で出てくる、もの忘れ、家族とのすれ違い、老いの不安を、少し笑って、少し軽くするヒントを書いています。「面白い人になる」より、「毎日をちょっと楽にするユーモアをお届けします。

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