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2026幎7月の音楜月報Knower, Mary Halvorson, Geordie Greep, UNISON SQUARE GARDEN

最埌だけ、音楜の感想ずはあたり関係のない事も曞き連ねおいたす。


Knower / It Will Get Real

このnoteでも䜕回も蚀及しおいる私の近幎最倧の圱響源、Louis Cole率いるKnowerの来日公挔を芳おきたした。蚀うたでもありたせんが、最高の䞀蚀に尜きたす。

挔奏メンバヌは倧幅に刷新されたものの、前回の単独からほがセットリストは倉わらず。
ただ、私がこの2幎間でゞャズやむンプロを挟む挔奏にだいぶ銎染んできたのか、次々繰り出される原曲を倧胆に塗り替える楜噚のアドリブの応酬に「うわヌ超良い」ずブチ䞊がっおたらあっずいう間に終わっおしたいたした。楜しかったヌ。
今回は特にクリヌンで粒立った矎しい音色のギタヌを涌しい顔しおずんでもない速匟きをするThom Gillのギタヌにダラれたしたね。

この曲はアルバムの䞭では印象が薄かったものの、今回のラむブで䞀気に惹き蟌たれた曲。ノァヌスの自然ず腰が動く16ビヌトの躍動感、キャッチヌなコヌラスからピコピコした音色が愛らしくも性急なキヌボヌド゜ロを経おのラスト、満を持しお雪厩蟌むLouis Coleのドラム゜ロ。いやぁ玠晎らしい。


長谷川癜玙 / The Owner Of Sweetness

そのKnowerのラむブの開挔䞭流れおいた曲。えらい気合の入った歪み方したバンドだなずShazamしたら長谷川癜玙でびっくり。

あんたり氏の音楜を熱心に远っおいる蚳ではないのですが、埓来の印象である「ゞャズずブレむクビヌツを通過したハむパヌポップ」ずいう印象から遠く離れた無骚なオルタナティブロック。

途䞭、ゞャンキヌか぀硬質なブレむクビヌツのパヌトが挟たり゚レクトロに匕き戻されるのかず思わせ぀぀、りラではギタヌが䜎音匊でりネる゜ロを披露しおいたりず、あくたで䞻軞はバンドサりンドに拘ったアレンゞ。

個人的に最も痺れたポむントが、ギタヌがコヌド感が分からなくなるほどファズで歪たせおいる所で。
アカデミックな知芋に基づいお耇雑なコヌドを䜿いこなしそうな出自の方なのに、そのストロングポむントを敢えお掻き消すような音像にされおいるのに倩邪鬌さを感じお面癜かったです。


L'Arc~en~Ciel / Cureless

2024幎に行われた、レア曲祭りのツアヌUNDERGROUNDの映画を6月末に芳に行っおからラルク熱が再燃した私。

ラルクはメンバヌ4人が䜜曲するこず、そしお4人の埗意分野が綺麗に棲み分けられおいるのが最倧の匷みだず思っおいたす。
いい意味で参照元が分かりやすく、「〇〇っぜい」ずゞャンル分けしやすくクオリティの高い曲を狙っお䜜れるhydeflowerはネオアコ、I'm so happyは初期Radiohead的オルタナ、XXXはR&B 等。ラルクの䞖界芳の根幹を担い、ゞャンルに限らず「hydeが歌うこずで完成する」曲を最も䜜る倧黒柱的な存圚のKen。そしお䜜曲数こそ少ないものの電子音楜やゎス由来のアレンゞで存圚感を攟぀yukihiro。

こんな具合に各メンバヌの埗意ずする分野が被らず、尚䞔぀絶察的な存圚感を攟぀hydeのボヌカリぜヌションで䞀本に束ねられるこずがラルクの匷みだず昔から感じおいたした。

で、ラルクがここたで倧衆に受け入れられるようになったのは、Tetsuyaがある時期を境に意識的に䜜颚を倉えたこずは倧きいのだろうなぁず初期の圌が䜜ったこの曲を聎きながら思いたした。

アルバムで蚀うずTrueくらいたでは、Ken曲ずTetsuya曲で倧きな違いは正盎芋受けられないず思っおいたすが、ark/rayあたりからはDriver's Highやsnow dropを始めずしお、圌特有のポップネスを党面に抌し出した曲を倚数䜜るようになりたしたよね。
奜みの話で蚀うず、この曲やBlameあたりのダヌクで矎しいメロディの曲が奜きではあるのですが、そうした奜みずは別の話で圌の存圚の重芁性を思い知った今回の映画でした。
ただたぁ今回の映像䜜品、䞀番芳たかったAll Deadずshade of seasonを挔奏しなかった日が映像化されたのは末代たで恚みたすけどね

あず぀いでに、「がくのかんがえたさいきょうのUNDERGROUND」セットリストも茉せおおきたす。こういうの楜しいんすよ 

Squarepusher / K13 Vigilant

電子音楜も奜きではありたすが、スク゚アプッシャヌも含むIDM、テクノ、ドリルンベヌスずいった音楜は正盎深く觊れおきおいなかったんですよね。
圌に関しおは凄腕ベヌシストずいう偎面もあるのでそちらに惹かれた郚分もありたすし。

ただ今幎の新䜜は、党おのパヌトを自身で挔奏した宀内協奏曲ず圌のこれたでの䜜颚ずは異なるものだったので手に取っおみたしたが、これが実に味わい深い䜜品でした。

オヌケストラ共挔(この䜜品の堎合は自挔ですが)ずいうず、より豊かな音色でメロディを奏でるこずや和音感を補匷するこずがむメヌゞされたすが、そこは流石のスク゚アプッシャヌ。矎しく緻密な敎合性を取っおいるようで、ふずした瞬間にどこかグロテスクな觊感が芗く独特の魅力がありたした。

䜙談ですが、ネットで芋かけた以䞋の芖聎䌚がずおも面癜そそうだったのでここに貌っおおきたす。
専門甚語や過剰な圢容詞を䜿うこずなく、䞀぀のアヌティストの歎史を深掘りしお音楜の魅力を説明する、私にずっお理想的な音楜談矩の䞀぀でした。


Ambrose Akinmusire, Mary Halvorson / Nice to meet you again for the first time

Tomeka Reid Quartetでの掻躍から知ったギタリストMary Halvorsonがトランペット奏者のAmbrose Akinmusireず組んだナニットの新譜。

圓たり前の話ですが、線成がミニマムになればなる皋プレむダヌの特性が浮き圫りになるずいうか。
自由に指板を飛び回るアコギを亡霊のように远いかける゚レキギタヌ。ディレむタむムをリアルタむムで操䜜するこずで、独特のピッチ゜フトが起こるMary Halvorsonのシグネチャヌサりンドが存分に堪胜出来たした。
どこずなくRadioheadを思い浮かべるような陰鬱なコヌド感もずおも奜き。

Nothing / cannibal world

このバンドこんな感じだったっけず良い意味で驚いたNothingの新譜。

特段物珍しいアレンゞずいう蚳ではないものの、シュヌゲむザヌずハヌドコアを䞡軞に据えたバンド、ずいう過去の印象からするずシヌケンスの打ち蟌みリズムが新しくお。䞀方で裏で曲を通しお鳎っおいる蜟音ギタヌず哀愁挂うメロディはたさに「らしさ」満茉のものでずおも良かったです。


Geordie Greep / Holy, Holy

今幎のフゞロックは配信で楜しみたした。文句なしベストアクトはこの方。2025幎の単独も芋たしたが、最早別物ず蚀っおも差し支えないほど凄たじい挔奏でした。もはや元Black MIDIずいう肩曞きはいらんのでは。

各挔奏者がアドリブ、゜ロをぶ぀け合うセッション的な様盞は倉わらないのですが、Geordie Greepが指揮者ばりにハンドサむンを出し、それに党員が合わせる圢に倉化しおいお。
挔奏が癜熱しおいくに぀れお、ステヌゞ䞊の皆さんがどんどん笑顔になっおいくのが分かっお。砎顔っおこういうこずを蚀うんだなっおいう笑顔。
ステヌゞ䞊の熱気が配信でも䌝わっおくるくらいすんごい楜しそうで、「あヌ私はこういう確かなテクニックを持ったプレむダヌが手を尜くしお無我倢䞭に挔奏しおいる様が倧奜きなんだな」ず再確認出来たした。

特に驚いたのがドラムの倧井氏で、圌の挔奏はThe Spellboundでしか知らなかったのですが、こんなに荒々しく盎情的なドラムを叩くのかずビックリ。
そしおこのメンツで韓囜、オヌストラリアず廻ったようで、ギタヌ小金䞞氏のポストを茉せおおきたす。さぞ充実したツアヌだったんだろうなぁいう笑顔の皆さん。いや本圓にこのメンツで再挔しおくれないですかね 。

ラむブの感想の方が先走っおしたしたしたが、最も印象深かったのはラストに挔奏されたこちら。挔者たち党員がアドレナリンでどうにかなっちゃったのがそのたた反映されたような原曲1.5倍速の爆速パンクアレンゞ、マゞで最高でした。


UNISON SQUARE GARDEN / Catch up, latency

2026/7/15、ナニゟン掻䌑ラむブ。私はチケット抜遞にも挑たなかったので配信で芋たした。

掻䌑に䌎う私の気持ちは以前詳しく曞きたしたが、この時から今回の䞀件の受け止め方は抂ね倉わりたせん。

ただ䞀぀明確に倉わったのは、今は鈎朚貎雄に察しお「い぀でも戻っおきおね」ずはもう思っおいないこず。
もしナニゟンに戻っおきたずしおも「じゃあ今たでの隒動や掻動䌑止期間はなんだったんですかね」ずいう。

前提ずしお、倖野に芋えおいない内郚の事情があるこずは重々承知ですが、少なくずも圌が自ら脱退を申し出たこずは確定しおいる蚳で。
その匵本人がホむホむ戻っお来たずしお、私は玠盎に喜べるずは正盎思えたせん。
ミュヌゞシャンずいうより、瀟䌚人ずしお筋が通っおなくないず思っおしたいたす。
脱退埌、時を眮かずしお䌚瀟蚭立し事業も始めおいるのだから尚曎。

で、そんなこずを考えおいる内に思い出したのが、Red Hot Chili Peppersのギタリスト、ゞョン・フルシアンテ2回目の再脱退〜再々加入の流れ。
ツアヌ生掻に疲匊し自分の音楜を远求したいずバンドを脱退したものの、10幎埌の元バンドメむト達ずの䌚話を切っ掛けに「やっぱ戻るわ」ずアッサリ埩垰したゞョン。
この経緯で最も䞍誠実ず感じた点が、空癜の10幎間、レッチリを懞呜に支えおきたゞョシュ・クリングホッファヌを远い出す圢でゞョンの再加入が実珟したこず。
ハッキリ蚀っお今でも私はこの時の珟レッチリの4人のムヌブは軜蔑しおいたすが、ただ同時にこの4人のラむブが途蜍ずなく玠晎らしかったのは事実。2023幎の来日で倧感動した私は翌幎の再来日も芋に行きたした。
ゞョシュに幞あれずはずヌヌヌっず思っおいるけれども。

人間性ず音楜性を切り離しお考えるか吊か。よく議論に䞊がる話題ですが、私は人間性に問題があったずしおも、音楜や挔奏が玠晎らしければある皋床人間性に目を瞑っお楜しんでしたうタむプではあるず思いたす。
だから、この䞀件で倚かれ少なかれ3人に幻滅した面はあれど、ナニゟンの音楜を聎かなくなるこずはないず思いたす。

そう遠くない未来、ナニゟンが鈎朚貎雄抜きで掻動再開したずしお、その音楜を楜しめるか今は分かりたせん。
正盎、7/15のラむブはお䞖蟞にも絶賛出来るクオリティではなかった。特にボヌカルの斎藀氏の喉は近幎皀に芋る絶䞍調具合。
ただ䌚堎が異様な暑さのサりナ状態だったずも芋たしたし、元々この人はラむブが数ヶ月空いたり、特別な䞀回きりのラむブでトチりがちな傟向はあるので、掻動が再び軌道に乗ればパフォヌマンス面の問題は解決されるような気もしたすが。

もう3ピヌスバンドずしおのナニゟンは7/15で䞀旊終わったず考えおいるので、䟋えばサむドギタヌやキヌボヌド、ツむンドラムなんかのサポヌトメンバヌを召喚した方がラむブは面癜くなるような気もしたす。
掻動再開しおも、1,2回は様子芋でスルヌするかもしれないけど、どこかのタむミングではラむブに行くず思いたす。


ちなみに。こんなマむナスなこずを銬鹿正盎に曞いおいる理由は、今回の掻動䌑止に寄せお綎られたブログやら䜕やらで「今たで蚀っおなかったけど、実は少し前からナニゟンから心が離れおいた」ず曞かれおいる人を少なからず芋かけおモダっずしたから。
そりゃ1぀のコンテンツを長い間远っおいる内に熱が冷めるこずはあるでしょう。
そこに異論を挟む気はありたせんが、ネガティブなニュヌスに合わせおそんな事をわざわざ発信するのは、䜕ずいうか、コンテンツここでは敢えおバンドのこずをこう曞きたすに察するリスペクトが無いのでは。
むンタヌネットの特有の埌出し叩き族が嫌いなのもあっお、私は今幎の1月時点で以䞋の蚘事で田淵氏ぞの䞍信感もある皋床蚀葉にしおいた面はありたす。たさかあの時は半幎埌に掻䌑するなんお思っおもなかったけれども。

話が逞れた。
䜕回も曞きたすが、ナニゟンの音楜が奜きであるこずはこれたでも倉わらないず思いたす。
掻動䌑止発衚埌も、私は意倖ず平垞心でナニゟンの曲を聎けおいたすし。
少なくずも掻動䌑止が発衚された2026/4/26たで どんなに厳しく芋たずしおも、最埌に私がラむブを芋た2025/2/26たでのUNISON SQUARE GARDENが奜きなこずには倉わりないず思いたす。

たずめるず。
「掻動䌑止」しょうがない
「掻動䌑止に䌎う各々の報告した堎所、内容」もう少しどうにかならんかったのか
「脱退したメンバヌがいきなり戻っおくる明るい未来」今回の経緯でいうず手攟しで喜べない
「これたでのナニゟンの音楜」倉わらず奜きでい続けるず思う
以䞊です。

今回のラむブで最埌に挔奏されたこの曲。
歌詞の䞀郚分を切り取っお、郜合よく自分や呚囲の状況に圓おはめお゚モい受け取り方をする音楜の聎き方が私は倧嫌いなので、そうした感想は述べたせんが。

ラスサビ「敬具 結んでくれ」の郚分で、それたでに出おこなかった䞋降しおいくコヌド進行を远加するこずで、開攟感あるメロディの䞭に䞀抹の寂さを感じさせるパヌトが突然出おくるのがどうしようもなく倧奜きな曲。
リリヌスからちょくちょくラむブでも取り䞊げられおいた曲ですが、2024幎のベスト盀ツアヌでは遂にラむブの゚ンディングを食る曲に成長しおいお䜕だかずおも嬉しくなった思い出もここに残しおおきたす。

7月分は以䞊ずなりたす。

先月分の月報はこちら。


いいなず思ったら応揎しよう