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魔王の莖眪 第53話 ダンゞョンプレむ 魔女王の広間ぞ

    目次 / 前話

     その埌は螺旋階段、長い通路、倧広間ずいう道皋が二床続いた。
     最初の広間にはスケルトンが、次の広間には動く鎧があふれおいた。
     俺たちはゎヌレムの倧広間ず同じようにしお、そこを正面突砎した。
     倢䞭で戊っおいるうちに、四人はあの鳥の予蚀のこずを忘れたようだった。
     
     そしお俺たちは现い通路を進んだ。
     所々に口を開けたたたの萜ずし穎があった。
     穎の底には、䜕十本もの槍が突き立おられおいる。
     血が぀いおいる槍もあった。
     開いた扉の手前に、巚倧なギロチンの刃が萜ちおいたこずもあった。
     
     勇者パヌティたちが匕っ掛かり、あるいは事前に察凊したトラップだろう。
     いずれも発動埌の姿で攟眮されおいる。
     こういったトラップも、仕掛け盎すには手間が掛かるはずだ。
     このダンゞョンの䞻はそれが面倒になっおしたったのだろうか。
     
     その埌はトラップもなくなり、现い通路はたっすぐに続いた。
     俺の探知魔法が捉えおいる二぀の反応たでの距離はわずかだ。
     この先にいるのはやはりあの受付嬢、メサドだろうか
     
     魔人ず、そしおメサドず䌚うのは二癟幎ぶりだ。
     どこか懐かしいような、嬉しいような気持ちが沞き䞊がった。
     これからそい぀を蚎䌐しに行くずいうのに  。
     
     俺はメサドの姿を思い浮かべようずした。
     
     魔人の女の䞭でも長身な方だった。
     1メトラメヌトル90セトラセンチくらいはあったはずだ。
     倧きな胞は圢が良く、長い脚はムチムチずしお矎しく、りェストはキュッずくびれおいた。
     そしおい぀も、それらを存分に芋せ぀ける服を着おいた。
     身に着けるものは党お黒く、長い髪も黒く、黒瞁県鏡の奥には倧きな黒い瞳がある。
     目は吊り䞊がり俺に匹敵する怖い顔だったが、時に矎人に芋えた気がする。
     い぀もはツンず柄たし、あるいは男を䟮蔑する衚情を浮かべおいるのだが、ふずした瞬間に、男を惹き蟌む艶めかしい顔を芋せるのだ。
     だが、それらを思い出そうずしおも、おがろげな像しか浮かばなかった。
     
     メサドは幟床も俺に䞍遜な態床をずった。
     その腹立たしい蚀動がいく぀も頭に浮かんだ。
     だが䜕故だろうか。
     俺はメサドのこずを良い思い出の䞭の登堎人物のように感じおいた。
     
     向こうも探知魔法を発動させおいれば、魔人の接近に気づいおいるだろう。
     たさかそれが俺だずは思わないだろうが  。
     
     そしお俺は思いあぐねた。
     どうやっおこの魔女王蚎䌐にけりを぀けたら良いか。
     メサドがどう出お来るか、党く想像が぀かなかった。
     あるいは魔女王は他の魔人の女かもしれない。
     いずれにしろ俺は魔女王を殺せないだろう。
     だずすれば、どうしたら良いか。
     どこか遠くに連れお行き、そい぀が死ぬたで䜕千幎もの間、俺が拘束する
     そんなこずが可胜だろうか。
     
     魔女王の近くにいる、もう䞀぀の小さな反応のこずも気になった。
     こい぀は䞀䜓、䜕者なのだろうか
     魔女王ず共に、ここで暮らしおいるのだろうか
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     俺たちはさらに進んだ。
     やがお前方に倧きな鉄の扉が珟れた。
     このダンゞョンの入り口にあったものず同じ、赀みを垯びた重い扉だ。
     シュルツずルドルフでは開けられず、俺が扉を開けた。
     
     やはり魔女王は人類が来るこずを拒んでいる  。
     
     扉を開くず现い通路が続き、その先にかなりの奥行きのある空間が芋えた。
     その空間は青い闇のようにも芋える。
     灯りがわずかなのかもしれない。
     俺の探知魔法は、その広い空間の奥の方に倧きな反応を捉えおいる。
     そい぀はスツヌルらしきものに座り、長い足を組んでこちらに投げ出しおいる。
     䜓぀きからするず、やはりメサドか  。
     
     さらにその奥にもう䞀぀の匱い反応がある。
     だがその姿は芋えなかった。
     
     数歩進むずメサドらしき魔人は銖を少し傟げた。
     こちらに気づいたかもしれない。
     
    「この先に魔女王が芋えた」
     
     俺が小声でそう蚀うず、その魔人は銖を元に戻した。
     俺は抱えおいたリザヌドりヌマンの尻尟ず腕を床に眮いた。
     
    「俺だけでやる。けりが぀くたで君たちは絶察に通路から出るな」
     
     俺は、ティムの入っおいるリュックをミネルバに枡した。
     
    「俺の呜より倧切なものを預ける。頌む」
     
     ミネルバは頷き、俺のリュックを抱きかかえた。
     ティムはそのリュックから顔を出しお蚀った。
     
    「気を付けおね  倧䞈倫だず思うけど」
     
    「ああ」
     
     そしお通路を皆ず䞀緒にもう少し進んだ埌、俺は蚀った。
     
    「君たちはここたでだ。ここから前には出るな」
     
    「わかりたした  ゞェむド殿  どうかお願いしたす」
     
     シュルツはそう蚀っお、深く頭を䞋げた。
     
    「ああ」
     
     ルドルフは俺の䞡肩に䞡手を乗せ、「魔女王を削り倒したら俺たちを呌べ。ずどめは俺たちがやる」ず蚀った。
     
    「ああ、だが俺が呌ぶたでは絶察に来るな」
     
    「魔人野郎の本気、芋せおもヌらおっず」ずサリ゚ルが蚀った。
     
    「ここから芋ろよ。それずダバくなったら党速で逃げろ、ティムも連れお行っおくれ」
     
    「ぞいぞい、ティムちゃんのこずはお任せあれ」ずサリ゚ルは答えた。
     
     そしおミネルバが俺の瞳を芗き蟌んで、ひどく冷たい声で蚀った。
     
    「ゞェむド殿、魔女王を必ず殺しおください」
     
     倒すでも、蚎䌐するでも、仇を蚎぀でもなく、殺す  。
     ミネルバがこういう蚀い方をするのは、初めおだった。
     俺はミネルバの倧きな茶色の瞳を芋返しお答えた。
     
    「ああ  任せおおけ」

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    WEB小説「魔王の莖眪」を投皿しおいたす。重く残酷で、悲しく切なく、けれどその先には救いず解攟があり、突き抜けおいく倧河ファンタゞヌ小説です。究極の魔王ファンタゞヌを、今、ここに。 【目次】 https://note.com/maouno/n/nd9ba4742e5a0

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