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超リアル出産記録 ~無痛分娩編~

    「無痛分娩1」

    9月25日、午前8時半頃病院入り。

    まず妊婦健診を受けるよう言われていたので、普通に外来受付に行き、入院荷物を預けて待つ。
    夫に送ってもらったのだが、夫にはもういいよ~と言って仕事に行ってもらう。また今後の予定が分かり次第連絡し、タイミングが合えば出産に立ち合うことに。

    9時ごろ呼ばれ、いつものように体重・血圧を測り、採血。
    体重が前回より1.5キロ増えていたが、特に何も言われなかったのでよかった。血圧はいつも低いが今日も85-55とまぁいつもどおり。
    貧血もここにきてやっと基準値クリア!よかった!!

    それから内診。
    「ついでに子宮口にバルーン(要するに風船)を入れて子宮口を広げるという処置をしますね~」と言われたが、調べてみたらすでに3センチ大開いており、バルーンは入れなくても進みそうだからしません、ということになった。

    そして何かぐいぐい入れられていて痛いんですけど・・・と思っていたら水が出てきて、「今人工破水させましたから」と事後報告を受ける。

    ・・・ええ~~~!!!破水って!!!

    前回の出産時、自宅で破水してその直後に絶叫するくらいの激痛だったので急に恐ろしくなる。先に麻酔してくれ~~~と思っていた・・・。

    そして「診察するので着替えてお隣のお部屋へどうぞ」と言われたのだが、診察台から降りたとたんに大量の水が・・・。一応巨大ナプキンを渡されていたのだが、あっという間にびちょびちょになる・・・。
    看護士さんを呼んで伝えたら、さらに巨大なナプキンを(ほとんどタオルサイズ)二枚渡された。これ、つけにくいんですけど・・・というか、つけられなくない?
    何とか装着し、下半身をもこもこさせてお隣へ・・・。一歩歩くたびに水が出る。怖いよ~~~痛くなったりしないの?

    そしていつものエコー検査。今日も赤ちゃんは元気で、大きさも十分とのこと。この時点では推定2700~2800gと言われていた。
    子宮口は開きかかってるし、子宮口周辺はとっても柔らかいし、血圧なども異常ないので、このままお産になりますと言われた。
    破水させたのでこれから自然に陣痛がくるでしょう、とのこと。

    ・・・そんな悠長なこと言ってて大丈夫なの?とにかくあの激痛が怖い・・・。
    一応そういうことも先生に伝えたところ、「確かにあなたの場合始まったら早そうですね。今からすぐ病棟に上がってもらって麻酔の準備をしますので、このまま看護士と上に上がってください」と言われた。

    そして病棟の処置室へ。このとき10時くらい。
    お産服に着替え、ベッドに横になる。ああ、いよいよだ~~~
    そしてまず腕に点滴をつけられたのだが、・・・ん?これは??「陣痛促進剤ですよ」ええ~~~~!!だから先に麻酔だってば!!!とまたもやびびる私・・・麻酔効く前に促進したら困るんだよ・・・。

    そしてじんわりとおなかの痛みを感じだした。この時はまだ全然余裕な下痢の痛み。
    痛い→痛くない、という感じが陣痛ならでは。

    そしてやっと麻酔登場!
    麻酔は腰あたりに針を刺すというのは知っていたので、「背中こちらに向けて、まーるくなってちょっとじっとしててくださいね」と言われたときは思わず心の中でガッツポーズ。右を下にして、ベッドの上で体操座りして横になる感じ。そして腰のあたりに表面麻酔をして、針が刺される感覚。ちょっとは痛いけど、要するに注射の痛み。歯科の麻酔注射ととてもよく似ている。そして麻酔用のチューブが背中に入れられたみたいなんだけど、全く感覚なし。「チューブ入れますね」と言われなければ、入ってることに気付かないと思うほど。

    そしていよいよ麻酔が入ってきた。背骨に沿って氷水が流れるような、冷たい感覚。
    ああ~~~~これなんだ!となぜかテンションが上がる。もうこれで安心・・・ととてもほっとした。

    そしてこの時点で内診したところ、子宮口5センチ。
    浣腸もすることになっていたのだが、進みが早いので浣腸はしないことになった。浣腸したら一気に進むらしい。
    よかった。とてもトイレに座れる気がしなかったので(トイレで生まれそう・・・)。

    麻酔はすぐに効いてきて、両足しびれたような感覚。本当に歯科麻酔ととてもよく似ている。触った感覚はあるのだが、冷たさや痛みは感じない。
    看護士さんが水に濡らしたコットンをあてて「ここは冷たい?ここは?」と麻酔の効き具合を調べてくれた。おへその5センチ下あたりから麻酔が効いているようだった。おなかの上の方で痛みを感じる。
    陣痛は続いていて、「痛くはないけど時々張っているのはわかる」というベストな状態だった。このとき11時くらい。

    ここからはちょっとヒマ・・・。子宮口が全開の10センチになるまで待つのだ。だんだん陣痛が強くなってくるので、1時間おきに麻酔をたしていく。
    「痛くなったら言ってくださいね~」と言われたので、「ガマンできるうちはした方がいいんですか?」と聞いたら、「いえいえ、せっかく麻酔するんだからちょっとでも痛くなったら言ってください。麻酔たっぷり使わないともったいないですよ!」と嬉しくなるような看護士さんの答え。やった!もうちょっとでも痛くなったら使おう、と決心。

    先生には「2時~3時には生まれますよ」と言われていたので、夫にその旨メールする。
    へその緒を自分で切れると言われたので、ついでに「切りたい?」と聞いてみた。


    「無痛分娩2」

    順調に陣痛がきているが、麻酔が効いていて痛くない11時半ごろ。

    看護士さん一人がちょこちょこ様子を見にくる感じで、「寝ててもいいですよ~」とのんびりとした雰囲気だった。
    私は「おなかすいたな・・・」と思っていた。朝ばたばたしていたし、増え過ぎの体重も気になって朝ごはんをほとんど食べてこなかったのだ。まさかこんなにいきなり出産に突入すると思ってなかったので水分すらたいしてとっていなかった。(体重測定が終わったらジュースでも買って飲もうと思っていた)

    試しに「出産終わったらすぐごはんて食べられます?麻酔効いてる間って飲み物もダメなんでしたっけ?」と看護士さんに聞いてみた。
    私が事前に調べた情報で「麻酔入れたら水も飲めない」というのがあったので、飲食はNGだと思いこんでいたのだ。

    しかし、「ああ、今ならごはん食べられますよね。ちょっと早いですけど、持ってくるように言いましょうか?」と言われる。
    やった!ごはん食べられる!
    そして「ぜひ!」とお願いしてニコニコしながら待っていたら、パックのお茶も飲ませてくれた。

    そしてごはん。
    温かいお蕎麦と、おにぎり2つに、小鉢とくだもの。

    出産中にこんなにちゃんとしたご飯を食べられるとは・・・。
    温かいお蕎麦、たいへんおいしかった。
    おにぎりは食べきれなかったので、ラップに包んでとっておいてもらった。産後に食べようと思って。

    よっしゃこれで体力もついたし!
    とここで夫から返信メールが。「へその緒は遠慮しときます。」
    「もったいないな、こんな機会二度とないのに」と思ったけど、断られるだろうな、とは思っていた。ドラマの手術シーンも目をそむけているし、グロいのがダメなのだろう。

    12時ごろ、ちょっと痛みを感じ出す。やっぱり下痢のときの「いてて、いてて、」という感じに近い。ガマンしないことに決めていたのでここで麻酔を追加してもらう。麻酔は入れてから効いてくるまでに10分くらいというところ。
    ここで内診があり、子宮口は7~8センチ。麻酔が効いていなければ激痛の頃か・・・。「いい陣痛きてますね!」とNST(分娩監視装置)を見て看護士さんが言っていた。

    ほんと麻酔ってスゴイなぁ!!ずっと全く変わらない冷静な気持ちでい続けられることが嬉しい。
    麻酔が効くまでの10分くらいの間だけ、「ふー、ふー、」と息を吐きながら痛みをそらす(たいした痛みじゃないけど)。痛いとつい目を閉じてじっとしてしまうのだが、「目を閉じたら痛い世界に行ってしまうから、目を開けて気をそらした方がいいですよ~、はい、ふー、ふー」と看護士さんが優しく励ましてくれるのがとても心強い。前は一人で耐えたな・・・。

    麻酔が効いてきて痛くなくなったのでまたのんびりしていると、13時ごろ子宮口全開に。
    「じゃあそろそろ分娩室に移動しましょう!」と言われ、隣の分娩室に寝たままで運ばれた。(隣室とはアコーディオンカーテンで仕切ってあった)

    ん?もしかしてもう生むのかな??

    「そうですよ!がんばりましょうね!!」

    これはもう夫は間に合わないな・・・仕方ない。

    分娩室は前方の壁一面に巨大水槽があって熱帯魚が泳ぎ(処置室にも水槽があったが、全体的に「手術室」っぽい雰囲気だった)、照明はブルーっぽくて、薄暗い。ちょっとムーディーなバーっぽい感じだった。BGMは姫神だった。

    そして先生登場。
    ちょっとおなかが痛くなってきていたので麻酔を追加してもらおうと思っていたのに・・・もう追加しないまま生むのかな・・・一番痛いときに麻酔が弱くなってるって不運かも・・・とかそういうことを考えていた。
    「よし、じゃあがんばって!」
    と言われ、いよいよいきみ開始。
    このとき、私が何も言わなくても麻酔を追加してくれたのでよかった!

    ・・・とその直前、鼻が詰まっていたので持参していた点鼻薬で鼻のとおりをよくする。
    風邪は治らないままだったな・・・。

    痛くなってきたら(おなかがきゅーっと張ってくる)「きたきたきた~~~」とわかるので、鼻からたっぷり息を吸って、頭をちょっとおこして息をとめて自分のへそあたりを見て、腹筋に力を入れる。麻酔してるのでいきみづらいかなと思っていたが、「腹筋に力を入れる感じ」と言われたらコツがわかった。そしてしばらくいきんだら、息を吐く。それの繰り返し。
    いきんでる間は本当に全く痛くないので、がんばりがいがある。

    「何回いきんだら生まれるか数えよう」と思っていたんだけど、途中で忘れてしまった。
    でも10回もいきんでいないと思う。

    途中咳がガマンできなくて思わず咳こんだら、「今いい腹圧が!!」と看護士さんが絶賛。それでずるっと出てきた娘の頭。「頭出たのわかります?触れますよ」と私の左手を股にはさまった状態の娘の頭に触らせてくれた。おお!!ほんとだ!!股にはさまっている感覚が何とも・・・。

    「もういきまなくていいですよ~、呼吸だけ、ふ~、ふ~ってゆっくりね」と言われ、ゆっくり出す感じ。

    そして生まれました!!
    おぎゃ~~~!という産声が聞こえ、娘の姿を見たら、思わずぽろぽろっと涙が出た。

    わ~~~、感動!!
    出産ってスゴイ!!!

    「妊婦終わって嬉しい」とかそういうのでなく、ちゃんと素直に感動したときのような、清らかな涙が出た気がした。

    そうそう、これを味わいたかったんだよ。無痛分娩って素晴らしい・・・。

    娘の鼻と口を見たとたん「夫に似ている!」と思った。
    そして、へその緒を切らせてもらった。
    へその緒は白くて、思ったより太くて、ゴムのチューブのよう。けっこう力を入れないと固くて切れない感じだった。

    この後胎盤が出たり、ちょっとだけ切れてしまった会陰部を縫ったり(今回切開はなし!)、導尿したりと色々不快な処置が続くのだが、麻酔のおかげで全く痛みも不快感もなし!!こういうところも素晴らしい。

    出生時刻13:14。いきみ始めてから15分てところか。早かった・・・。
    母子手帳に記載された分娩所要時間は2時間23分。
    先生、看護士さんたちにも「早かったですね!いきむのもうまかったですね~!」と言われた。

    そして夫に「生まれちゃった」とメールを送り、満足した気持ちでその後ゆったりと夫を待ったのだった。


    「お産後」

    午後2時ごろ夫が来た。

    生まれたての娘を抱っこし、
    「ひとりめの時より可愛い・・・気がする」と言っていた。
    「・・・なんかわかる、その気持ち」と私も思った。

    ひとりめももちろん可愛いのだが、私は産後とにかくへとへとで、可愛いとかそういう気持ちをもつのにもっと時間がかかった気がする。
    今回二回目なので、夫にも私にも気持ちに余裕があるのだ。
    (私は出産もラクだったし)

    30分くらいで夫は仕事に戻り、その後「言い忘れたけど、本当にお疲れさま」みたいなメッセージをくれて嬉しかった。

    それから娘は新生児室、私は車いすで病棟の入院部屋へ移動。(麻酔がまだ残っているので歩けない)

    そのとき薬を処方されたのだが、出た「子宮収縮剤」・・・。
    (ほかには抗生剤と止血剤)

    前回これを飲んでものすごく痛い目に遭ったので、私はこれを「恐怖の赤玉」と呼んでいる。

    産後子宮は元の大きさに戻ろうと収縮するのだが、そのときの痛みを「後陣痛」と言う。一般的に初産より二回目、二回目より三回目、とだんだんその痛みは増すと言われている。
    産後しばらくは乳を吸われるとおなかがキューっと痛くなるのだが(生理痛のヒドイのって感じ)、乳を吸われることで子宮の収縮が促されているわけです。
    まぁほっといても子宮は元のサイズに戻るが、薬を飲むことでそれを早め、助ける効果が期待できるのだ。

    しかし・・・痛すぎるんだよね~赤玉・・・。

    「痛いからできれば飲みたくない」と先生に言ってみたところ、「でも一回は飲んだ方がいいよ。子宮に残りかすみたいなものが残っていて、薬を飲むことでそれをギューっと絞り出してくれるんだよ」みたいなことを言われた。そう言われると・・・それに、今この先生の言うことは私にとっては金言みたいな気がしてくる(出産が素晴らしかったので)。

    看護士さんが「痛み止めが効いている間に飲めば?」とナイスな提案をしてくれたので、「カロナール」という痛み止めを先に飲んで、それがばっちり効いてから赤玉を飲むことに。カロナールは6時間おきにしか飲めないので、切らさないように6時間ごとに飲んだ方がいいよ、と親切なアドバイスも受ける。

    そしてそのとおりにして、夕食後に飲んだのだが・・・・いた~~~~い!!やっぱり痛い!!!うぉぉぉぉぉ~~~~・・・・・・。
    全身から脂汗&冷や汗がじっとりと出てくる・・・・・でもカロナールのおかげか、前回よりはマシだな・・・と思ったので、丸くなって耐える。
    9時になればカロナールが飲める・・・と思っていた7時ごろだったが、いつの間にか眠っていた。
    そして10時ごろ目が覚める。痛みは落ち着いていたが、怖いのでカロナールを飲んで、また眠ることに。

    しかし・・・眠れない。
    出産した日は興奮状態でなかなか眠れないと聞くが、本当にそうだなと思った。体は疲れているのに、頭がさえて眠れない感じ。そのままごろごろうとうとを繰り返して朝を待った。

    やっと朝。
    おなかがすいていたので朝ごはんをものすごく楽しみにしていたのだが、8時ごろ運ばれてきた朝食は「ザ・和食」という感じのメニューだった。ごはんにおみそしるにししゃもにおひたしにとうふに・・・。う~ん、食べる気がしない。
    和食の方が絶対に乳にいいからこういうメニューなんだと思うけど、普段朝パンとヨーグルトとコーヒー(または紅茶)って感じだからかな・・・。
    妊娠中のあのものすごい食欲は完全に消え失せていた。

    残したらゴミ箱に捨てられるのかと思うともったいないし申し訳ないしでがんばって何口か食べるが、やっぱりムリでほとんど残してしまった。
    (配ぜんの人に「今後朝食はもったいないから私のぶん作らなくていいですよ」とやんわりと話してみたらその後お料理を作っている方が部屋に来てくれた。そして翌日から洋食にしてもらえた)

    赤ちゃんはこの日から同室。
    乳を吸われるとおなかが痛い・・・。

    そういえば、この朝も尿意を全く感じないのがちょっと怖かった。麻酔の影響なのかな?
    「初めにトイレに行くときナースコールしてください」と言われていたので、朝食後に思い出し、尿意はないがトイレに行くことに。便座に座ればちゃんと出たので一安心。尿意も翌日にはちゃんと感じるようになった。

    産後一番痛かったのは前回同様お尻・・・。

    これも前回生みださなければ今回は出なかった気がするんだけどな・・・。前回の死体が生き返った感じ・・・。それでもやっぱり前回よりは全然マシで、円座なしでも何とか座れる程度。一応軟膏が処方されたので、今もマメに塗っている。
    会陰部は小さい傷なので縫ってはいるけどたいして痛まず、翌々日くらいには気にならなくなったような。

    産後のダメージも圧倒的に少ないので、やっぱりやってよかった無痛分娩。
    精神的にもずっと落ち着いたままで、マタニティブルーなども今のところ全く感じていない。・・・これは今後出てくるのかもしれないけど。

    赤玉はその後一回も飲まず。

    退院のときに返そうとしたら、「ほんとに一回しか飲まなかったんですね(笑)」と言われた。
    そして「今ならもうそこまで痛くないと思うから、飲んだ方がいいよ。飲まないと悪露がだらだら続くよ」と看護士さんに言われたので退院した日の午後に飲んだが、やっぱり痛かった・・・。


    ★読んでくださり、ありがとうございました!
    一人目の壮絶出産記録(普通分娩)はこちら





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    二人の子持ちの働く母です。

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