柱になってみた。弐ノ型
こんばんは。
Pajama de mamaです。

前回に引き続き、
今日も鬼が出たので、
いつだって不利な夜の闇の中で
私たちは戦います。
(だからうろ覚えがすぎる。)
前回記事はこちら💁♀️
トトさんの企画です💁♀️
あなたも柱になってみない?
今回はこの記事で作ってみました💁♀️
ふふふふ🤤
楽しみだなァ🤤
出来ました!!
ドン‼︎


ちゃっぴーは2つ作ってくれました🍶
①耽(たん)柱💭
・耽る(ふける): 夢中になる、物思いに浸る。
・耽溺(たんでき): 酒や遊びなどに深くおぼれること。
沈めてしまおうか。
(※妄想が膨らんで戦いが始まりましたので
暫しお付き合いください。)
夜。
月明かりの差し込む古い料亭に、
鬼が一匹。
人の気配を探して、
ゆっくりと廊下を進んでいる。
すると――
「……あら。」
奥から声がした。
カラン。
小さな盃に、
酒が注がれる音。
「こんな時間にお客様?」
月明かりの下。
彼女は一人、
静かに酒を嗜んでいた。
黒を基調とした衣装に、
花を散らした羽織。
その姿はまるで、
戦場には似つかわしくない。
鬼が笑う。
「人間……。
こんなところで酒など飲んでいる場合か?」
彼女は盃を傾ける。
そして、
「まぁ。」
ふっと笑った。
「せっかくですから、
一杯いかがです?」
「……何?」
鬼が一歩近づく。
その瞬間。
ふわり。
日本酒のような、
甘く芳醇な香りが漂った。
鬼の鼻腔をくすぐる。
「……この香り……」
ほんの一瞬。
鬼の動きが止まる。
彼女は立ち上がった。
「――耽の呼吸。」
刀に手を添える。
「壱ノ型。」
抜刀。
「花霞の一献。」
斬撃とともに、
淡い香りが霧のように広がる。
鬼が腕で防ぐ。
「そんなもの……!」
だが、
次の瞬間。
視界が揺れた。
「……?」
床が傾いている。
いや。
傾いているのは――
自分の身体だ。
鬼はよろめく。
「何をした……!」
彼女は刀を構えたまま、
涼しい顔をしている。
「何も。」
一歩。
「ただ、少しだけ。」
もう一歩。
「味わっていただいただけです。」
鬼が吠える。
怒りに任せ、
一気に距離を詰める。
爪が彼女の顔面へ迫る。
しかし――
すっ。
身体をわずかに傾ける。
紙一重。
鬼の爪が髪をかすめる。
「お客様。」
彼女が囁く。
「そんなに急がなくても、
逃げませんよ。」
「ふざけるなぁぁ!」
鬼が連続して襲いかかる。
右。
左。
上。
背後。
だが――
当たらない。
まるで舞うように、
彼女は攻撃をかわしていく。
そのたびに、
酒の香りが残る。
鬼の視界に、
桜が舞い始める。
月が二つに見える。
廊下が三本に増える。
「な……何だ……これは……」
彼女は遠くにいる。
……ように見える。
しかし実際には、
すぐ目の前。
「――弐ノ型。」
刀が光る。
「雪解けの旨み。」
一閃。
鬼の腕が飛ぶ。
「ぐあああっ!」
「痛いでしょう?」
彼女は刀を振り、
血を払う。
そして微笑む。
「でも、お酒も同じなんですよ。」
「……何……?」
「最初は甘い。」
一歩。
「次第に深くなる。」
一歩。
「そして気づいたときには――」
鬼の背後に回り込む。
「もう、戻れない。」
「――参ノ型。」
静かな声。
「月下の余韻。」
刀が走る。
今度は斬撃そのものよりも、
鬼の鼻腔に残る香りが強くなる。
鬼の記憶が、
一気に押し寄せる。
まだ人間だった頃。
誰かと飲んだ酒。
笑い声。
祭り。
桜。
月。
もう二度と戻らない夜。
「やめろ……」
鬼が頭を抱える。
「やめろ……!」
「どうして?」
彼女は静かに問う。
「忘れてしまったほうが、
楽ですか?」
鬼の顔が歪む。
「……うるさい……!」
「私はね。」
彼女は刀を下ろす。
「覚えていてほしいんです。」
「人だった頃のことも。」
「誰かを大切に思ったことも。」
そして、
「自分が何を失って鬼になったのかも。」
鬼が叫びながら突進する。
最後の力。
すべてを込めた一撃。
彼女は――
逃げない。
ただ、
盃を置く。
カラン。
小さな音。
「――肆ノ型。」
風が吹く。
花びらが舞う。
「風の調べ。」
鬼の身体が宙へ浮く。
まるで酒に酔ったように、
身体の軸を失っていく。
「なぜ……動けない……!」
彼女は鬼の懐へ入る。
そして、
耳元で。
「大丈夫ですよ。」
囁く。
「最後くらい、
ゆっくりしてください。」
刀を振り上げる。
「――伍ノ型。」
月明かりが、
刀身に映る。
「桜舞の饗宴。」
一瞬。
桜吹雪のような斬撃が、
夜を埋め尽くす。
静寂。
鬼の身体に、
無数の傷が走る。
そして――
崩れ落ちる。
彼女は刀を納める。
「……お疲れさまでした。」
鬼は消えていく。
最後に残ったのは、
桜の香りと、
盃一杯分の酒。
彼女はそれを手に取る。
「……さて。」
誰もいない夜空を見上げる。
「本日のフライトも、
無事終了ですね。」
――その瞬間。
遠くから、
朝を告げる鳥の声。
彼女は羽織を整える。
そして何事もなかったかのように、
夜明けの空へ歩き出す。
⸻
……翌日。
「昨日の夜、鬼と戦ってた人ですよね?」
「ええ。」
「最後、鬼に何て言っていたんですか?」
彼女は少し考えて、
「……?」
そして、
にっこり笑う。
「『お酒は適量を』です。」
完。
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今日も素敵な1日になりますように🏵️
今日も1日お疲れ様でした☕️🌿
ゆっくりお風呂に入って
自分を労わりましょう🛁🐄💕
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