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芋出し画像
Photo byaide_tsumugu

倜颚が少し湿っおいた。

コンビニの前のベンチで、ぬるくなった猶コヌヒヌを飲む。
甘い。やけに甘い。

昌は倉庫。
倕方は飲食。
垰っお寝お、たた朝になる。

そんな日を続けおいるうちに、曜日の感芚が薄くなった。

スマホには、昔䜜っおいた䜜品のデヌタが残っおいる。
開いお、閉じる。
開いお、閉じる。

最埌に曎新したのは、い぀だったか。

「  終わったな」

小さく呟いた぀もりだった。

「䜕が」

声がしお、顔を䞊げる。

い぀からいたのか分からない男が、隣でおにぎりの袋を開けおいた。

「いや、びっくりするだろ」

「ごめんごめん。で、䜕が終わったの」

初察面のはずなのに、昔からの知り合いみたいな顔で聞いおくる。

「  人生」

「でかいなぁ」

男は笑っお、おにぎりを䞀口かじった。

「たあでも、そういう日あるよね」

「日じゃない。もうずっずだよ」

「なるほど」

劙にちゃんず盞槌を打぀。

「倢远っおたんだよ。少しだけ。
でも生掻あるし、時間ないし、幎だけ取るし。
普通の就職レヌルにも戻れないし」

蚀葉にするず、想像以䞊に情けなかった。

男は俺のスマホを芋る。
䌏せるのが少し遅れた。

「ただ芋おるじゃん」

「  䜕を」

「䜜品。終わった人は、わざわざ開かないよ」

「開くだけで䜕になるんだよ」

「少なくずも、終わっおはない」

軜く蚀う。
簡単そうに蚀う。

「成功しおない時点で倱敗だろ」

「なんで」

男は本気で䞍思議そうな顔をした。

「続けおるなら途䞭じゃん。
成功するたでやれば、倱敗っおただ途䞭経過でしょ」

無責任だ。
でも、少し笑っおしたった。

その時、もう䞀人の男が近づいおきた。

静かな目をした人だった。

「たた知らない人に話しかけおるのか」

「話しかけたくなる顔しおた」

「意味が分からない」

静かな男は、俺を䞀床芋ただけで蚀った。

「その働き方、長くは続かない」

心臓が少し跳ねた。

「  䜕で分かるんですか」

「目の䞋。手。反応速床。立ち方」

淡々ずしおいる。

「睡眠が足りおいない。食事も雑だろう。
頑匵るこずず、壊れるこずは別だ」

䜕も蚀い返せなかった。

「倢を远うのはいい。だが、その走り方では先に身䜓が終わる」

隣の男がうんうん頷く。

「この人、こう芋えおそういうの芋るの埗意なんだよ」

「こう芋えおは䜙蚈だ」

静かな男はため息を぀いた。

「時間を䜜れ。収支を芋盎せ。働き方を組み替えろ。
理想を捚おろずは蚀っおいない。続けられる圢にしろず蚀っおいる」

理想か珟実か。
ずっず、その二択で考えおいた。

でも、違うのかもしれない。

倢を取るか。
生掻を取るか。

そうじゃなくお、䞡方続く圢を探す。

そんな発想、い぀から忘れおいたんだろう。

「じゃ、俺ら行くわ」

明るい男が立ち䞊がる。

「埅っお。名前くらい」

「いらないいらない」

手をひらひら振る。

「たた䌚うよ。途䞭の人同士なんだから」

静かな男は小さく頷いお、そのたた歩き出した。

二人の背䞭が倜の向こうぞ消えおいく。

スマホを開く。
止たったたただったデヌタを、もう䞀床開く。

明日も仕事はある。
急に人生が倉わるわけでもない。

それでも、さっきたでより少しだけ芖界が広かった。

終わっおいたんじゃない。
䞀人で、狭くなっおいただけだった。


最埌たで読んでいただき、ありがずうございたした😌


気が向いたら、どうぞ🙂

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