
バチの健康日記 〜6.たるんでんじゃねーぞ!顔認証で読み取れず思わず喝!
第六話 中学1年生と54歳の「タルんでる」
中学生の頃、野球部の先輩から「おい、1年タルんでるんじゃねーぞ!」と理不尽なケツバットの指導をされたことがあった。だが、あの頃の先輩の言葉はただの精神論。こちとら肌も筋肉もピチピチの10代だったのだから、タルんでいるわけがない。
しかし、54歳になった今。
鏡の前にいるのは、最近お酒を控えた事でむくみによる強制的なハリがなくなり、目の下でタルミちゃんがダブルピースをし始めた、、、
最近よく行くサウナでも脱衣所の景色が変わった。若い男の子たちがスキンケアに余念がなく、ほっぺをパンパンはたいている。こないだはパックまでしている子も目撃した。
そのうち、男子トイレの洗面台でお手入れ待ちみたいな事が起こるのか!?
これまでは「ぷよぷよだなー」と可愛く表現することで、現実逃避を決め込んできたが、流石に何かやらねば、、、
目の下の3本線
①涙袋
前に出てる立体感。笑うとぷくっと出る。若々しさや柔らかさ担当。
②クマ
色や影。青っぽい・茶色い・黒っぽいなど。疲労感担当。
③たるみ
下に落ちる変化。皮膚や脂肪が重力で下がる。年齢感担当。
【あるある】
①セルフ・ケツバット精神。「タルんでんじゃねーぞ!」と自分に喝を入れる
②スマホの拒絶。下を向くとスマホの顔認証が「どちら様ですか?」とよそよそしい。
③ヒゲ。鏡を見ると、涙袋、クマ、たるみのヒゲが3本。「僕ドラえもん!?」
【対策】
流石にいかんとは思いつつも、ここで若い子と同じように澄ました顔でパックを始めるのは、我々おじさんの美学に反するというもの。そこで、口の中で舌をグルグル回すリフトアップマッサージを始めた。
舌を鼻の下に持ってくると鏡の中に突如「最強のゴリラーマン」が現れる。
ウホウホと楽しく顔面を動かす。ぷよぷよな現実に下を向いてちゃ、顔認証もされないしね、前を向いてゴリラの真似して笑い飛ばしてしまう事が、50代の本当の「ハリ」を生むのかな!?
作品紹介