メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byk16_

創作大賞に挑戦することで、もたらした感情についてー紡がれる、音・創作の裏側と、小説を綴るということ。

    創作大賞に初挑戦した「紡がれる、音」全話投稿しました。刑事モノです。ここでは、ワタシがこれを書いている間に考えたこと、創作の裏を掘っていこうと思います。



    ・書くにあたっての経緯・


    そもそもこの「紡がれる、音」は先に書いた初長編「和音が重なる場所」の主人公、コンドウの過去編として書きました。本編を書き終わって自然にこの過去編を書いていました。
    4話辺りに過去を回想するシーンを書いていたので、それをもとに全12話、約62000字。楽しく書けました。大体2週間ぐらいでしょうか。
    今回創作大賞に挑戦するにあたり推敲、改訂して12000字ほど削り、再投稿しました。

    コンドウさん、というキャラクターはワタシにとってとても魅力的で、でも、書いていてどういう人なのかよくわからなかったので、この人の事をもっと知りたい、と思ったんです。自分で作ったキャラなのに何を言ってるんだ、と思いますよね。ですが、作って書くというより、キャラが見たもの感じたことを文章で拾っている、と言う感覚が一番近いんです。何をしでかすかわかんない。うっかりすると説明しすぎてどこまでも長くなってしまう。小説ではありそうであまりない、完全一人称になったのは、そういうことです。コンドウさんの目線じゃないと、書けなかった。そこはワタシの未熟な所だと思います。

    刑事時代のコンドウさん、サカイさんはきっととてつもなくいい男なんだろう、そう思いました。だからこの過去編を書いた。誰よりもワタシが一番読みたかったんです。

    ・紡ぐ、ということ・


    さて、ワタシが文章を書き始めたのは今年に入って少しした頃、1月の中頃だったと思います。それまでは飲食店正社員で、毎日何となく流されて生きていました。仕事のこと以外考えることもなく、将来なんて見えず、ただ、目の前にあることだけをこなして、日常、自分の生活というものに全く向き合っていなかった。その点今もあまり変わらないですが、仕事を辞めた時、改めて何がしたいのか考えました。ひとりで出来て、あわよくば収入に結び付いて、好きで飽きないこと。それが小説を紡ぐということだったんです。

    若いころ劇団とバンドを渡り歩いていたせいか、声を出す、喋る、語る、歌うということは身近でした。今もそうです。いきなり歌い出したり、独り言が多かったり、飲んで誰かと話したり。言葉は文字ではなく、音だった。
    物語は好きでよく本を読む人ですが、読んだもの全てが音と映像で見えていました。だから、ホラーや超過激なエロ、グロ、バイオレンスは少し読むのに勇気がいるジャンルです。ドラマや映画、舞台も大好きで、原作のあるものはたいてい読んでいます。見え方がまた違うのが面白いですよね。

    ・書くなら、自分が読みたいものを・


    最初に書いたのは短編連作でした。「グラスと壁と、猫」という作品です。
    キャラが勝手に動いてくれたので、スムーズに書けました。この主人公のイズミが、和音の1話に出ているのは、そういうことです。
    ただ、ワタシ自身キャラも話も全く分からずに書いているので、後から読み直して腑に落ちるということも多く、感覚としては自分で書いた話、というより初めて読む話、の方が近いです。それは作家としてどうなんだ、とも思いますが。でもだからこそ広がるし、書いてて飽きない。
    そんな書き方なのに、話やキャラがブレることもなく、最初から小説として破綻せずに書けるのはすごいと、読んだ人たちからはそういう感想をよく貰います。自覚はあまりありません。ただ、自信をもって面白いと言えます。


    ・「紡がれる、音」について・


    これを書いている時、常に頭の中には花が咲いていました。コンドウさんがいい男すぎて堪らなかった。有能で寡黙で熱くて、穏やかで、少し可愛くて。刑事モノ、というジャンルですが、お仕事小説ではなく、人間ドラマです。派手な捕り物や、推理劇、銃撃戦なんて派手な展開ひとつもない。ただ日常で人が抱える傷と、それを踏まえての信念、歩き方の話です。たまたま主人公が刑事だった、というだけ。初稿では長々と刑事の説明を書きました。ここで書く報告書はこれで、ここでやる手続きはこうで、とか。でも、今回の推敲で大幅にそこを削りました。刑事じゃなくて、コンドウさんを書きたかったから。書く作業より何倍もしんどかった。内省を省き、行動とそれに紐づく心情を表現する。それによって少し速度は落ちたかもしれません。でも熱は上がった。そこを全て拾うにはワタシはまだまだ未熟です。
    文章も稚拙で、表現の幅も狭い。ごめんなさい。それは今後に期待してください。

    ・最後に・


    今回こんなに大きな創作大賞というコンテストに参加して、自分の至らなさと未熟さを改めて感じました。ほかのどの作品もとても面白く、到底太刀打ち出来ない。正直打ちのめされました。でも、ワタシは自信をもってこの作品が面白いと断言するし、心意気だけは誰にも負けるつもりはありません。
    全力で誠実に紡いだこの「紡がれる、音」
    是非、読んでいただけたら最高にうれしいです。ましてやスキやコメントを頂けるなら、それ以上の喜びと励みはありません。

    今「和音が重なる場所」のその後の番外を書いています。

    コンドウとヤヨイ以外の、そこに生きる人の話。もし、この小説を面白いと思って、ワタシに少しでも可能性を感じていただけるなら、どうぞ見守っていただけると幸いです。
    最後まで長々と読んでいただきありがとうございました。







    この記事が参加している募集

     
     
    元・飲食店正社員歴20年。現在無職。 今度は書くことで人の笑顔を支えます。 日常に、あかりをともすことを目指して。 経験と、未来を大事に。 少しでも、ワタシとあなたが笑えるように。 そんな言葉を、届けたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします。

    あなたへのおすすめ