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晩幎は怪奇ず共に 〈7.児童ず桜〉

    7.児童ず桜
    秋颚は盞倉わらず冷たい空気を運んでいる。
    早朝の景色は人の姿が芋えず、䞋氎道の蓋の䞊に集たる枯葉が肌寒さを感じさせる。
    島野は緑茶を湯呑みに泚ぎ暖を取るず心が緩み、
    窓越しから空を芋䞊げるず今にも雚が降りそうな陜気だった。しばらく緑茶を飲みながら新聞を読み心のどこかで来客を期埅しおいた。
    しかし䞀向にその姿を芋せるこずはなく、振り子時蚈が島野に午前9時を告げる。孊童保育のボランティア䌚堎は埒歩で1時間30分かかり、始たりは14時である。車で䌚堎に向えるが、気枩もりォヌキングに䞁床いいため、埒歩で行こうず島野は考えた。
    振り子時蚈が正午を告げるず、緑茶を飲み終え台所で湯呑みを掗う。䞻寝宀で薄い氎色のワむシャツに灰色の秋甚ゞャケットを矜織り、黒のパンツを履くず居間ぞ向かいハンドバッグを片手に玄関たで足を向ける。
    この時たで島野は黒巻の来蚪を期埅しおいたがそれは叶うこずはなく、少し残念な気持ちを抱きながら倖出した。
    倧通りたで出るず呚囲から床々芖線が送られる。それは誠実な雰囲気ず利発的な顔立ち、銀瞁の遠近䞡甚メガネが、島野をむンテリゞェンスの溢れた成人男性ず思わせるからだ。
    実際に島野ずいう男は誠実な男で端正な顔立ちから呚りの女性の間で密かに奜意を抱かれおいたこずも倚々ある。
    それでも女性から島野に告癜するこずはほずんどない。それは気持ちが実らないこずを心の隅で感じおいるからだ。それに瀟䌚人になっおから島野がある女性に奜意を抱いおいたこずを䌚瀟の人たちは知っおいお、仮に告癜する者があっおも誠実にお断りしおいた。
    島野がそれほどたでに奜意を抱いおいた女は劻の景子である。今の郚眲に配属された新卒の時に、山の䞊にある1本の倪い桜が綺麗だず話を聞いた島野は、翌日の土曜日に桜を芋に行くず劻の景子がいた。
    桜の花びらが宙に舞い、颚ず共に長い黒髪がゆらゆらずなびく。その黒髪から芋える玉のような癜いうなじが䜕ずも蚀えない色気を感じさせた。
    顔立ちも切れ目に錻が高く顎がスっずしおいお、凛々しく矎しい。もちろん景子も自分の矎しさに気づいおいるし、呚りの男から色目で芋られおいるこずも知っおいる。
    たたにふしだらな男が軜い気持ちで近づくも気の匷い性栌から、近づく男をキツく睚み぀け退けおいた。しかし人間だれしも最初から人を芋る目が逊われおいるわけでもなく、優しい振る舞いの男に隙されたこずも幟床か経隓しおいる。
    可憐な花は目に留たりやすく軜い気持ちで手に取り、手入れもなしに花瓶に入れたたた  。なんお話も良くあるこずで若幎の頃の景子は男ず付き合っおも長く続いた詊しはほずんどない。
    島野は景子ず出䌚った時もキツく睚たれ、いい印象を抱かなかった。
    瀟䌚人にもなっお初察面の盞手に嚁圧した態床を取るなんおどんな女なんだ  。
    家庭環境の圱響か呚りの倧人の立ち振る舞いを教材にしお、瀟䌚性を孊び生掻に掻かしながら生きおきた島野にずっおは、その時の景子の態床は身に䜙る行為だった。
    そんな䞍快な女がいるであろう堎所でも、芋事な桜の朚を目圓おに幟床も通った。その床に景子に出䌚うも盞倉わらず島野は睚たれおいた。
    䜕床か芋おいるずご幎配に手を貞しお䞊げたり、子䟛にお菓子を䞊げたり人思いであるこずが分かる。景子の健気に人助けをする姿に、島野の心は惹かれおいった。
    島野が䌚堎たでの道を歩いおいるずコンビニが目に入り店頭で䜜るドリップコヌヒヌを買うず、倖でコヌヒヌを飲みながら電子タバコで䞀服する。
    前で歩いおいる子䟛連れの芪子を芋るずなぜだか眩しく芋えた。働いおいる時には感じ埗なかった気持ちを芚えたのも床々送られおくるメヌルのおかげかもしれないね。。こうやっお芋るず芪の手を握っお䜕かを楜しそうにしおいる子䟛もいれば、芪の目をよそに兄匟ではしゃぎながら先行しお歩く子䟛もいる。
    島野は子䟛ずどう遊んでいいか分からないため、進んで子䟛を持ずうず思っおいなかった。
    それに劻の景子は子䟛を授かりにくい䜓質ず医者から刀断された。お金を皌ぎ景子に匱い䜓の療逊をしっかりしお長生きしお欲しいず考えおいた。
    いた思えば景子ず子䟛を育おる人生があっおもよかったずも思える。子䟛がいないぶん人生に圩りを求めおアルバむトを始めたこずには島野も驚いおいた。
    それを止めおいれば今頃は䞀緒にいお、手を繋いで  。
    島野が悔やみだす頃には、口にくわえたタバコは䞍味くなりコヌヒヌを飲み干すず倧通りに戻る。
    近くの文化ホヌルで開催される読み聞かせは、担圓者に子䟛たちが集たり、音読を聞くスケゞュヌルになっおいる。
    島野は䌚堎に向かいながら子䟛たちず話すこずはもちろん、自分が遞んだ子䟛甚の本でどれだけ喜んでくれるのか、そもそもこんな自分のずころに子䟛が集たっおくれるのか、簡単なこずではあるが䞍安ず緊匵を抱いおいた。
    倧通りの䞊朚道には車、自転車、目的地ぞ向かう人々が移動しおいお、肌寒さのせいか肩を竊め普段よりも速床を䞊げお進んで行く。
    それは島野も同じこずで倖出する前に気枩を携垯で調べおいたがゞャケットずワむシャツでは思っおいた皋に寒く、足早に䌚堎ぞず向かう。
    䞊朚道の街路暹が寒颚に圓たり葉柄が枝から離れ、枯葉は人知れず地面に舞い萜ちる。それは日垞のなかで少し意識すれば気づける、呜が枯れる姿であった。
    島野は本読みのボランティア䌚堎に蟿り着くず䞀息぀いた。そこは文化ホヌルで、挔劇も披露するこずができる舞台䌚堎や耇数の䌚議宀がある。
    斜蚭の呚りにはむチョりの朚が怍えおあり、枝から生えおいる葉は綺麗な黄色で枝党䜓を圩る。足元に萜ちおいる銀杏はオレンゞ色で茶耐色の地面を鮮やかにするが独特な異臭を攟぀。
    文化ホヌルの呚蟺は散歩道になっおいるのか、犬の散歩やりォヌキングをしおいる姿が目に入る。散歩しおいる柎犬は毛䞊みがよく手入れされおいお、䞊品な顔をしおいた。
    地面に萜ちおいる銀杏を口に入れるず異臭がしたのか苊い顔をしお吠えおいた。飌い䞻は䞊品な埮笑を浮かべながら可愛らしいペットを芋぀めおいる。島野はそんな姿を芋ながら秋を感じおいた。
    出入口から文化ホヌルの䞭に入るず屋内は、癜をベヌスに段差や棚がりッド調で構成されおいるため明るい印象を島野に䞎えた。
    目の先には受付があり、その呚りには短い螺旋階段から䞊がれる劇堎ず䞀階には広い劇堎がある。
    島野は受付の女性に䌚議宀の堎所を聞くず参加者リストにサむンず身分蚌明曞の提瀺を求められる。確認が取れるず、受付右の通路を進み、䞀番最初に出おきた巊手の䌚議宀が䌚堎だず案内され、足を進める。
    䌚議宀の重いドアを開けるず、母芪や父芪ず䞀緒に参加した子䟛、祖父母ず参加しおいる子䟛、䞀人で参加した子䟛、読み聞かせの参加者はそれぞれ持っおきた本を手に持ちながら子䟛たちず話しおいる。
    島野はボランティアをずりたずめおいる担圓者に話しかけるず子䟛たちず觊れ合いながら開始時間たで過ごしおいただければず蚀われ、どうするこずもできずに近くにある怅子ぞず腰掛けた。
    するず䞀人の少幎がおじさんはどんな本を読むのかず話しかけおくれたので働き者の熊さんのお話をするよず返答した。
    少幎は満面の笑みを広げお楜しそうずいい、どうしお参加したのか、どうしお読もうず思ったのかず尋ねおくる。
    島野は図曞通に行っお小孊生や幌皚園のお子さんにおすすめずされおいる本を適圓に遞んだずは蚀えず、図曞通で可愛い熊さんの絵が目に入ったから遞んだず䌝えた。
    少幎は絵本の絵を芋るず可愛いず䞀蚀぀ぶやく。それを聞いた数人の子䟛たち、特に女の子が島野の呚りに集たり絵本の熊を芋せるず可愛いや可愛くないなど各々の意芋を蚀い始めた。
    ただ本読みの時間ではないのを分かっおいるのか名前を聞かれたり、幎霢を聞かれたり、どこで本を買ったのかなど、質問攻めにされおしたうが䞀人䞀人に䞁寧に返答をする。
    その姿を芋おか芪埡さんが、子䟛が䜙り質問するず困るからやめなさいず子䟛たちは叱られ、元いた堎所ぞず戻っおいく。
    島野は少し安堵するず垭を倖しロビヌにある自動販売機で緑茶を買いすぐ口に含む。
    緑茶の銙りが口から錻にかけお広がり、気持ちを萜ち着かせるず呚りの劇堎では挔劇かコンサヌトをしおいるのか䌚堎で流れおいる音楜がドアの開閉ず共にロビヌに鳎り響く。
    島野は挔劇などの感性が䌎われる䜜品には興味がない人間であった。景子ず出䌚っおから島野の人生は少しず぀倉化しおいた。
    景子ず偶に矎術通や劇堎でクラシックなどを聞き、最初は䜕がいいのか分からなかった島野だった。それでも䜕回か通っおいるうちに、段々楜しくなるもので、したいには自分の奜きな音楜や絵画を芋぀けお買ったこずもある。しかし島野はいくら物を奜きになっおも買い集めるこずができなかった。
    そんな懐かしい思い出に耜りながら腕時蚈を芋るずたもなく開始の14時に差し迫り、小走りで䌚堎に向かった。
    島野は䌚堎に着くずハンドバッグから絵本を取り出し怅子に座るず本読みの準備に取り掛かる。
    先ほどの子䟛たちが䜕人か集たっおくれ、屈蚗のない瞳ず衚情から島野の本読みを楜しみにしおくれおいたこずが䌺え、幎甲斐もなく心がずおも朗らかになり枩かい気持ちになる。
    自然な流れで取りたずめるスタッフが始たりの合図をするず、担圓者はそれぞれのタむミングで読み始める。
    島野は子䟛たちに促されお読み始めたこずに少しの情けなさを感じたが、緎習通り読み始める。ゆったりず䞁寧に蚀葉の意味を意識しお子䟛たちに䌝える。
    なぜだか分からないが目の前に芖聎者がいるず䟋え子䟛でも緊匵しおいた。
    前述も蚘茉したが島野は劻の景子ず出䌚うたでこういったこずにはたったくずしお興味を瀺さず、自分からやろうずしおこなかった。
    そんな島野であるから読みながら子䟛たちが埮笑んでいる姿を芋お自分もなんだか暖かい気持ちになっおいるこずが䞍思議でしょうがなかった。
    島野が䞀冊の絵本を読み終えるず䞀人の少幎に持っおきた本を読んでほしいず頌たれた。
    それは醜いアヒルの子であり島野は受け取り、読み始める。醜いアヒルの子はアヒルの矀れの䞭に䞀矜だけ癜鳥の子が混じっおいお、小さい時は虐められおいるが成長するず矎しい姿になり他のアヒルから虐められるこずもなく䞀人で生掻する道を遞ぶお話である。
    島野が読み終えるず子䟛たちの感想は賛吊䞡論あるものの、お願いしおきた子䟛は倧倉満足そうな衚情をしおいた。子䟛たちに取っおは少し奥が深い話だず思ったが、これも子䟛にずっおいい勉匷になるのかず深々ず感じおいた。
    するず䞀人の少女が可哀想ず蚀い出した。小孊二幎生ごろの少女で倧人の目から芋おも端正な顔立ちで敎っおいる。その少女が蚀いたいのは醜いアヒルに぀いおだった。そもそも癜鳥の子䟛をこんなに虐める必芁があったのか。癜鳥が可哀想。ずそういった内容である。
    島野はこれは童話で無暗に人を傷぀けおはいけないこずを䌝えるためのお話だから心配しおもしょうがないず䌝えようずしたが、それをこの少女に䌝えおも䜕にもならないこずも分かっおいお䜕も蚀えなかった。
    どうにもできないでいるず少女は感極たったのか涙を流しながら少し小走りに䌚議宀から出お行く。ずりたずめの担圓者は慌おた様子で䌚議宀を出たが、受付の女性に事情を䌝えたのか䌚議宀に戻っおきた。
    島野も責任を感じ䌚議宀から倖に出お文化ホヌル内ず文化ホヌル呚蟺を芋お回ったがその少女を芋぀けるこずができず、受付の女性に話をするずその女性も芋぀けるこずができなかった。
    リストず照らし合わせお䞍圚の参加者を探したが、党員そろっおいる状態だった。
    もちろんそこにはその少女はいない。
    時に近隣の小孊校では文化ホヌルに幜霊やお化けが出る噂が流れおいるらしく倧人含め背筋が凍り付いたが参加者の確認が取れたため、解散になった。
    島野は家に垰るずハンドバッグから自動販売機で買った緑茶を手に取り喉を最す。仏間の前に座り、手を合わせる。
    本圓に子䟛は正盎で、思ったこずが顔や衚情に出るものだ。子䟛ずこんなに向き合ったのは久しぶりでなんだか若返った気がするよ。可愛いものだね。
    そう心の䞭で告げるずお颚呂に入り料理の支床をするがどうしおもあの少女が気になり適圓な服に着替え文化ホヌルたで車を走らせた。
    島野が文化ホヌルに着くころには19時を回っおいた。車のワむパヌが緩かに動き、雚の雫を匟く。小雚ずはいえこんな雚の日だ。
    たさかただ倖にいるっおこずもないず思うが。。
    島野は自分が読んで聞かせた少女がいなくなったこずに責任を感じおいた。前回の敎理をしおみるが参加者リストに蚘茉された者は党員いる。身分蚌明曞の提瀺はされおいお本人確認も取れおいた。その条件が揃っおいるにも関わらず飛び出した少女の姿は芋぀からなかった。もしかしたらむタズラ奜きな少女が受付の女性の目を盗んで入り蟌んだのかもしれない。
    それでも島野が車を走らせたのは本人の責任感の匷さに他ならない。蟺りを芋枡したが小雚が電灯の光で癜く现い線を描く、雚の倜に芋えるむチョりの葉が島野に䞍気味さを䞎えた。
    斜蚭の裏手たで歩くず桃色の花びらが芖界に入る。1本の10月桜が電灯の光ず共に矎しく咲いおいお、島野は目を奪われた。埌ろから䜎く深い声がかかる。
    振り向くず色癜で䞍気味な笑みの黒いスヌツを着た男が、傘を右手に立っおいた。島野は䞀足匕き䞋がったが男の衚情や動きを芋るに危害を加えないこずを察しお足を止めた。
    男は倜桜が綺麗だず島野に䌝えるず桜の花びらがヒラヒラず舞い萜ちるなか桜の朚ぞ足を進める。男が倜桜の䞋に着き、振り向いた瞬間、䞀人の少女がその男の埌ろから姿を珟した。
    それは島野が探しおいた少女であった。
    島野からすれば少女が芋぀からず家に垰ったず思えた方がよっぜど楜である。それでも心の隅で安堵しおいた。その少女はニダリず笑うず島野に話しかけた。
    少女:あの癜鳥は子䟛の時に虐められた。それなのになぜ成長したら虐められなくなったんですか。
    そう話しかけられた島野は、䜕も口にするこずはできなかった。極論を蚀えば矎しく成長したからに他ならないからだ。しかし醜いからず蚀っお眵倒する理由にはならず、他者ず違うず蚀えど吊定する理由にもならない。
    男:返答できないのは貎方も矎しいものに目がないからですよ。人間誰しもそうなんです。芋た目が矎しくなければ、盞手にしないんですよ。
    島野:君は䜕が蚀いたいんだ。
    男:私はね、信じおいないんです。貎方の愛情ず奥さんの愛情もね。
    男が少女の頭に觊るず觊れた手元から桜の花びらぞ鮮やかに倉化し倜颚ず共に散る。その男は少女に觊れた手から桜の花びらに倉わり倜空ぞ舞い散る。
    その光景を目の圓たりにした島野は䞀瞬は呆気にずられたが、その珟実ずは思えない光景ず矎しさに芋入っおいた。
    この真盞は謎に包たれたたたであるが島野が出向いた理由もなくなり、家ぞず車を走らせた。車を運転しながらもあの男の発蚀が頭に浮かんだ。
    最埌の珟実離れした光景も矎しさを䌎えば綺麗な幻のかのように受け入れるこずができる。退職しおから䞍可解なこずが起きおいる。
    自宅に着き、島野は車から降りるず玄関を開けお仏間の前に座る。い぀ものように景子ぞ思いを届けるず仏間の花に目が止たる。
    それは花屋で買ったクルクマであった。
    矎しく薄玫色の花を咲かせ、その花匁は綺麗に芏則正しい法則のもず連なっおいる。その暪に眮いおある景子の写真を芋るず、景子がい぀もの怅子に座り、クルクマの花を芋぀めおいたのを思い出す。
    圌女がその花を芋お䜕を思っおいたのか、䜕を感じおいたのか聞いたこずがなかった。島野はもう聞くこずができないこずを虚しく思う。せめお景子がクルクマを遞んだ理由を知りたく思い携垯を手に取った。それが島野の憶枬になるずしおも。
    そこに蚘された花蚀葉は『貎方の姿に酔いしれる』
    それを芋た島野は劻の景子があの桜の朚の䞋で人助けをしおいた姿を今でも鮮明に芚えおいお、圌女を今でも愛しおいるこずを噛み締めた。
    そうだな。俺は景子の芋た目に惚れ蟌んだわけじゃない。景子の明らかに病匱で倒れそうなのにも関わらず、人助けをする健気な心が儚く矎しく芋えたんだ。景子、君には蚀っおなかったけどね、君のその心に惚れ蟌んだんだよ。
    そう心の䞭で告げるずお颚呂に入り就寝の準備を敎えベッドで眠りに぀いた。

     
     
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