
自販機を素通りしていた私が、“好き”を選べるようになるまで
こんにちは、ゆきぽです。
振り返ってみると、私の暮らしはこの数年でずいぶん変わりました。
今でこそ、コンビニでふと目に留まった新作の飲み物を「おいしそう」と手に取れるようになりましたが、以前の私は全く違っていました。
「節約」の二文字でいっぱいだったあの日
ひとり親として3人の子どもたちを育てていた私。
頭の中は、常に「節約」の二文字でいっぱいでした。
自販機のジュースは、喉が渇いていても「この100円がもったいない」と素通り。
公園に出かける時は水筒に入れたお茶と小腹が空いたときのための魚肉ソーセージは欠かせませんでした。
自分の髪は結んでおけばごまかせると言い聞かせ、半年以上放置してはクーポンサイトで3,000円以下でカットできる美容院を必死に探す日々。
あの頃は、ファミレスに連れて行ってあげることさえできなくて。子どもたちには我慢ばかりさせていたな、と胸がチクッと思い出すこともあります。
洗剤も安さが勝負。お気に入りの香りなんて選ぶ余裕はありません。
服を選ぶ基準も、ただ「安いかどうか」。
「まぁこれでいいかな」と妥協で買っていました。
でも、そうやって選んだ服を着て出かけても、どこかワクワクしない自分がいました。
知り合いに会うのが少し恥ずかしかったり、結局あまり好きになれなくてタンスの肥やしにしてしまったり……。
私の転機は、一足の「靴」でした
そんな私の転機になったのは、正社員への転職はもちろん、そこから少しずつ始めた積立NISAでした。
最初は正直、投資って少し怖くて。
「もし減ったらどうしよう」と何度も思いました。
でも、「まずは月5,000円だけ」と決めて始めたのがきっかけでした。
もちろん、すぐに生活が楽になったわけではありません。
むしろ最初のうちは「これで本当に大丈夫かな」と不安になることもありました。
それでも、少しずつ続けていく中で、ほんのわずかですが「余裕」が生まれ始めました。
「生活に密着したものを」と選ぼうとした株主優待。
でも「株主優待でもらえるものくらいはご褒美に使おう」と、通勤用に少しオシャレなパンプスを選んだとき、忘れていた感覚が蘇りました。
「あ、私、好きな靴を履いているとこんなにワクワクするんだ」って。
そう言えば、若い頃はピンクのファーサンダルとか白い厚底のサボサンダルとか、一癖ある靴が好きだったな……。
それからは、ただ安いから買うのではなく、安くても高くても「今の自分に似合うか」「心がアガるか」を大切に、試着をしてから買うようになりました。
お気に入りに身を包まれるだけで、1日の幸せの度合いが全然違うんです。
最近は、朝のメイクにも少し時間をかけるようになりました。
ほんの数分、ほっぺたに赤いチークを乗せるだけで、朝から「今日もがんばれそう」と、心のスイッチが切り替わるのを感じています。
変わったのは、通帳の数字だけじゃない
投資信託をコツコツ続けてきたことで、少し余裕が生まれました。
そしてその余裕は、数字だけじゃなく、「将来への不安」が少しずつ「ココロの余裕」に変わっていく感覚でもありました。
もちろん、何か特別なことをしたわけではなくて、できる範囲で積み立てに回したり、本当に小さなことの積み重ねです。
そして何より、あんなに小さかった子どもたちが就職し、肩の荷がふっと降りたこと。
今では、子どもたちと一緒にカフェへ行って、ちょっとしたプチ贅沢を楽しめるようにもなりました。
一緒に美味しいものを食べて笑い合える時間が、何よりの宝物です。
……あ、でもね。
今でもスーパーで「半額パン」を見つけると、迷わずカゴに入れちゃうところは変わってませんよ!
昔の「必死な半額」と、今の「ラッキー!な半額」。
同じシールでも、今の私にとっては、ちょっとした宝探しみたいな楽しみなんです。
最近は、歩いた分だけちょっとしたご褒美がもらえるアプリを使って、ドリンクチケットを貯めるのも密かな楽しみ。
毎日の通勤やお散歩が、そのまま「自分へのご褒美」になるのが、ちょっと嬉しいんです。
かつては目を逸らしていた自販機のボタンを、今は「今週もよく歩いたね」という自分への労いとして、ワクワクしながら押せるようになりました。
おわりに
かつての私のように、自分を後回しにして頑張っているお母さん、お父さんへ。
今は苦しくても、ほんの少し積立を始めたり、小さな「好き」を諦めないでいれば、いつか必ずお気に入りの服を着て、大切なお子さんとカフェで笑える日が来ます。
もし今、あの頃の私と同じように苦しい中にいるなら。
大きなことじゃなくて大丈夫です。
「月3,000円」でもいいから、未来の自分のために何か一つ始めてみてください。
今の私は、パステルカラーの花々や蝶々が舞うキラキラした森の中にいるような、そんな穏やかな気持ちで毎日を過ごしています。
さあ、今日はどの飲み物を片手に、お散歩へ行こうかな。
あの頃の私は、「投資なんて無理」と思っていました。
それでも一歩踏み出せた理由や、実際にどう始めたのかは、こちらにまとめています。
ちなみに、優待で選んできた銘柄や、実際に持っている株のことは、少し詳しくまとめています。
気になる方だけ、のぞいてみてください。