
それでも、あなたはもう十分やってきた
普通がしんどい人へ、そっと伝えたいこと
ここまで読んできたあなたは、
きっとずっと「ちゃんと生きよう」としてきた人だと思う。
誰かに迷惑をかけないように。
空気を悪くしないように。
できるだけ期待に応えられるように。
そうやって、日々をやり過ごしてきた。
その姿は、決して派手じゃないし、
評価されにくいかもしれない。
でも、静かに続いてきた努力だった。
普通がしんどい人は、
「もっと頑張らなきゃいけない気がする」
という感覚と一緒に生きていることが多い。
休んでいると落ち着かない。
何もしていないと不安になる。
立ち止まると、置いていかれそうになる。
だから、気づかないうちに
ずっと自分を急かしてきた。
まだ足りない。
まだできる。
こんなんじゃダメだ。
でもね、
ここまで読んできたあなたに、ひとつだけ伝えたい。
あなたは、もう十分やってきた。
ここで言う「十分」は、
結果の話じゃない。
成果が出たかどうか。
人に認められたかどうか。
ちゃんと成功したかどうか。
そういう基準じゃない。
あなたは、
・気を遣いながら
・空気を読みながら
・自分を後回しにしながら
・それでも毎日をやり過ごしてきた
それだけで、十分すぎるほど頑張ってきた。
普通がしんどい人は、
自分のしんどさを小さく見積もる癖がある。
「この程度で弱音を吐くなんて」
「もっと大変な人がいる」
「私なんてまだマシ」
そうやって、自分の痛みを後回しにする。
でも、しんどさに順位はない。
誰かより軽いから我慢していい、なんてことはない。
あなたが苦しかったなら、
それはちゃんと苦しかったんだ。
ここまで生きてくる中で、
何度も自分を押し殺してきたと思う。
言いたいことを飲み込んで、
感じた違和感をなかったことにして、
「大丈夫なふり」をしてきた。
それでも、壊れずにここまで来た。
それだけで、十分すごい。
これから先、
急に生きやすくなるわけじゃないかもしれない。
また無理をしてしまう日もある。
自分を責めてしまう日もある。
でも、それでいい。
大切なのは、
「また責めてるな」と気づけること。
「あ、今ちょっと頑張りすぎてるな」
と立ち止まれること。
それができるようになった時点で、
もう前とは違っている。
あなたはもう、
自分を雑に扱う生き方から
少しずつ離れ始めている。
誰かみたいにならなくていい。
ちゃんとした人にならなくていい。
強くならなくてもいい。
ただ、
自分にとって無理が少ないほうへ
少しずつ寄っていけばいい。
今日できたことがなくてもいい。
前向きじゃなくてもいい。
元気じゃなくてもいい。
それでも、あなたはここにいる。
それだけで、十分だ。
もしまた、
「普通がしんどい」と感じたら、
思い出してほしい。
あなたは怠けているわけでも、
弱いわけでもない。
ただ、感じやすくて、考えすぎて、
人を大切にしてきただけ。
そしてそれは、
責められることじゃない。
静かに誇っていいことだ。
今日はここまででいい。
これ以上、何かを変えなくてもいい。
あなたはもう、
ちゃんと生きている。
そのことだけ、
そっと心に置いておいてください。