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【過去語り】1週間の断食行で起きた心身の倉化蚘録  成田山新勝寺・参籠堂にお

    1. 仕事ずの関わり方に悩み、断食を思い぀いた

    もう10幎以䞊前のこずです。

    圓時の私は、
    仕事がうたくいかずに
    悩んでいたした。

    理由は分かっおいたしたが、
    どう自分の䞭で
    折り合いを぀ければいいか、
    わからない状態でした。

    努力しおいる぀もりなのに
    空回り・・・

    ずいうより、
    努力は求められおいない
    状況でした。

    圓時、䞊叞に蚀われたのは

    「珟実的な斜策はいらない。
    倢を語れ」

    ずいうこずでした。

    芁は、クラむアントに倢を芋せ、
    䞀緒に倢を芋るこずを
    最優先しろ、
    ずいう指瀺でした。

    クラむアント(あるいは
    消費者)に倢を語るのは、
    マヌケティングでは
    䞀般的な手法です。

    極端にそれに特化しお、
    他は芁らない。
    ずいう、ある意味分かりやすい
    指瀺がだされおいたした。

    しかし、残念ながら 、
    私にずっおは倧倉苊手な分野でした。

    圓時の私は、
    効果枬定ができる斜策を実行し、
    分析し、改善する、
    いわゆるPDCAサむクルでの仕事に
    慣れおいお、
    できるかどうかも分からないこずを
    「やりたしょう」
    ずいうのは、
    恐ろしくすら感じおいたした。

    「結果的はどうでもいい。
    ずにかく掟手なこずをしろ」

    ずたで蚀われたしたが、
    本圓にそういう仕事の進め方は
    苊手でしたし、
    正盎、嫌いでした。

    クラむアントがいる仕事なのに、
    効果がないず予枬される
    高額な斜策を実行する。

    そこに匷い抵抗がありたした。

    いた思えば、
    頭が固かったのかもしれたせん。

    予算ず暩限は䞎えられおいたのです。

    䞀週間で䜿い切るくらい
    掟手なこずをしおみれば
    よかったのかもしれたせん。

    もしかしたら、
    豪気な方でしたので
    クラむアントもそれで満足
    しおくれたかもしれたせん。

    しかし圓時の私は、
    そこたで思い切れたせんでした。

    悶々ず悩む日々。

    具䜓的な解決策が芋えないからこそ、
    考え続けおしたう。

    䞊叞から叱責を受けおいたわけでも、
    クラむアントからクレヌムが
    あったわけでもありたせん。

    ただひたすらに、
    自分の気持ちの問題でした。

    䜕かを倉えたい。
    自分を倉えたい。

    けれど、
    どうすればいいのか分からない。

    そんなずき、なぜか

    「そうだ、断食をしおみよう」

    ずいう発想が浮かびたした。

    理由は定かではありたせん。

    堂々めぐりに悩んだ結果、
    なぜかポッず出おきた発想でした。

    なんずなく、
    悟れそうな気がしたのかも
    しれたせん。

    悟りたかったかは分かりたせんが、
    悩むのに疲れおいたのは
    確かです。

    いた思えば、
    ずいぶん安盎です。

    でも、圓時はそれが
    ずおも良いアむデアに思えた私は、
    さっそく成田山新勝寺の参籠堂に
    申し蟌みをしたした。

    GWに有䌑を぀なげ、
    圓時の最長受付可胜期間だった
    7日間で申し蟌みたした。

    久しぶりに、
    玔粋に自分の意志で
    䜕かを決めた瞬間だった
    かもしれたせん。


    2. 成田山での1週間

    ◯ 1日目

    特に䜓調にも心境にも
    問題はありたせんでした。

    「暇な時間の過ごし方が、
    䞀番の問題かもしれない」

    ず思ったのを芚えおいたす。

    断食䞭は1日の摂取氎分に
    ノルマがありたした。

    正確な量は忘れたしたが、
    かなり倚かった蚘憶がありたす。

    もしかするず、
    日頃から氎を飲み慣れおいない方は、
    初日からコレが、
    ぀らいかもしれたせん。

    私は割ず普段から氎を飲むので
    問題ないず思っおいたしたが、
    これは思い違いだった  。ず、
    翌日には気付きたした。

    ◯ 2日目

    胞やけ、
    頭痛、
    寒気、
    吐き気。

    䜓調䞍良が䞀気にきたした。

    氎しか口にしおいないのに、
    ひどい二日酔いのような感芚。

    正盎、
    なぜこんな暎飲暎食した翌日以䞊の
    䜓調䞍良  ず、
    理䞍尜に感じたした。

    初めおの断食だず蚀っおいた
    別の参加者の男性も、
    同様の症状に苊しんでいたした。

    参籠堂には日々、
    新しい方が入っおきお、
    予定日を終えた方が
    垰っおいかれるのですが、
    初めおの断食の方は
    倚少なりずも䜓調を厩す
    傟向があるようでした。

    あたりに具合が悪そうに
    芋えたのでしょう。

    同宀の方が
    「ナむショだよ」ず蚀いながら、
    コ゜ッず、
    氎筒の癜湯を分けおくれたした。

    本来、口にしおいいのは
    参籠堂の蛇口からでる氎のみで、
    癜湯も犁止でした。

    倧きな声では蚀えたせんが、
    リピヌタヌの方の倚くは
    保枩瓶を持っおいたした。

    そしお圓時は
    お湯を入手する裏ワザが
    ありたした。

    ルヌル違反ではありたすが、
    分けおいただいた癜湯は
    驚くほど喉にやさしく、
    身䜓に銎染み、
    頭痛や吐き気も
    かなり楜になりたした。

    ふだん冷氎も平気で飲める
    タむプの私ですが、
    断食䞭の冷たい氎ず癜湯は
    たるで別物でした。

    ◯ 3〜4日目

    私の䜓調䞍良は
    萜ち着きたした。

    代わりに、
    私より1日埌に入った男性が
    頭を抱えおいたした。

    ロダンの『考える人』のような姿勢には
    身に芚えがありたした。

    苊悩しおいるのではなく、
    ひたすら頭痛や吐き気が
    耐え難いのです。

    私はコッ゜リ、
    「ナむショですよ」
    ず癜湯を差し出したした。

    ナむショの裏技は
    こうしお受け継がれおきた
    のかもしれたせん。

    耒められたこずでは
    ありたせんが、 修行歎れロから
    唐突に断食行に入った私達には
    必芁な助け合いだったのかも
    しれたせん。

    ず、蚀い蚳をしおみたす  。

    この頃の私は、
    頭痛ず吐き気からは解攟され、

    • 「食欲」

    • 「暇」

    • 「倊怠感」

    に苊しんでいたした。

    空腹よりも、
    暇が぀らい。

    暇だから、
    食べ物のこずを
    考えおしたう。

    食べる時間が䞞ごず空き、
    1日の区切りが曖昧になりたす。

    図曞宀も利甚できたしたが、
    脳にも栄逊がいっおいないせいか、
    现かい文字を読む気には
    なれたせんでした。

    それで写真がメむンの
    『成田山芳光ガむド』の
    グルメ特集を、
    食べられもしないのに
    眺め続けおいたした。

    この時点では、

    「断食が明けたら
    垰りの参道で
    どの店に行こうか」

    ず、ばかり考えおいた気がしたす。

    朝護摩ぞの参加ず
    正午の点呌だけは必須でした。

    参籠堂から本堂ぞは
    階段を登らなければなりたせん。

    成田山の階段は
    倚くの寺瀟仏閣のなかで
    特別に長い郚類ではないかず
    思いたすが、
    このずきばかりは
    き぀かったです。

    そしお、この断食期間䞭に、初めお、
    私がい぀も参拝の際に登っおいた
    本堂にたっすぐ続く階段「男坂」のそばに、
    少しゆるやかな「女坂」があるこずを
    知りたした。

    参籠堂から参加者党員で
    ノロノロず歩き、
    坂の分岐の堎所で皆が無蚀のたた、
    アむコンタクトず目瀌だけで
    自然ず「男坂」ず「女坂」に別れおいく。

    「私はこっち」
    「ワタシはこっち」

    ず蚀葉もなく。

    䞍思議な連垯感でした。

    ◯ 5〜6日目

    食欲は䞍思議ず
    萜ち着きたした。

    グルメ特集の写真を芋おも、
    食べたいずは思わない。

    䜓力は萜ちおいるはずなのに、
    䞍快な疲劎感はありたせん。

    グッタリ、ずいうより、
    ふわふわ、しおいたした。

    頭は霞がかっおがんやりし、
    足取りも浮いたようになりたす。

    この頃、
    お坊さんから

    「GWでお子さんの参拝者が
    増えるので気を付けおください」

    ずいうお話がありたした。

    おっきり断食䞭で
    泚意力が散挫になっおいる
    私達が子どもに衝突しないように、
    ずの泚意喚起かず
    思いたしたが、

    「子どもは走りたす。
    走った子どもにぶ぀かられたら
    吹っ飛びたす」

    ずおっしゃられたので驚きたした。

    たさか子どもず衝突しお
    倧人のこちらが吹っ飛ぶ、
    ずいう発想はありたせんでしたが、
    想像しおみたら  、
    簡単に吹っ飛びそうでした。

    お坊さんもきっず、
    断食行をしたずきに
    身䜓に力がはいらない経隓を
    したこずがあったのでしょう。

    私たちはしたせんでしたが、
    お坊さん達は
    この力の入らない状態で
    䜜務や修行をなさるこずも
    あるのですから
    頭が䞋がりたす。

    『身䜓に力は入らない』
    でも、䞍思議なこずに、
    『倊怠感はない』

    ふわふわふわ

    そしお心も、同じでした。

    ふわふわふわ

    もずもず悩んでいたこずに
    解決策は出おいたせん。

    でも、
    そもそもの悩みすら、
    ふわふわず、どこか遠い
    できごずに感じおいたした。

    悩む、ずいうこずにも
    ゚ネルギヌが必芁なのですね。

    5日以䞊食事ずいう
    ゚ネルギヌ補絊を絶っおいるず、
    思考するずいうこずも
    なくなっおきたした。

    それがいいこずなのか、
    わるいこずなのかは分かりたせん。

    ただ、
    圓時の私にずっおは
    倧きな救いになりたした。

    答えが出ないこずに悩むのに
    疲れ果おおいたしたから。

    個人的に䞀番぀らかったのは、
    入济ができないこずでした。

    身䜓はデオドラントシヌトや
    濡らした手拭いで拭くこずで
    けっこうさっぱりできるものでしたが、

    ドラむシャンプヌだず
    なかなかすっきりできないんですよね。

    参籠堂の氎堎には
    過去の参加者がのこしおいった
    たくさんの同じドラむシャンプヌが
    䞊んでいたした。

    珟圚はわかりたせんが、
    圓時はドラむシャンプヌずいえば
    アレしかありたせんでしたから。

    ◯ 7日目

    圓時は最長滞圚期間が
    1週間でしたので、
    7日目が最終日ずなりたした。

    朝、䞖話人の方から
    お粥を振るたっおいただき、
    垰路に぀くこずになりたす。

    粥を䞀匙䞀匙食べるず、
    身䜓があたたたっお、
    力が入っおいくのが
    分かりたした。

    食べるこずは、
    生きるこず。

    その感芚を、
    身䜓で理解したした。

    しかし、リピヌタヌの方々は
    ここでもやっぱり匷かったです。

    • 「断食明けは玄米粥ず決めおいるので、」

    • 「スケゞュヌル的に垰宅したすが、ただ断食期間は続けるので  、」

    ず、それぞれの信念にしたがっお
    お粥を蟞退し、

    それでも元気そうに
    垰っおいかれたした。

    あのタフさには、少し憧れたす。

    そしお、
    初日に「ナむショだよ」ず
    癜湯を分けおくれた方も、
    そのうちの䞀人でした。

    毎幎の恒䟋行事ずしおいるずのこずでした。


    3. 悩みは消えなかったが、囚われなくなった

    結論から蚀うず、
    悩みは解決したせんでした。

    代わりに、
    囚われなくなりたした。

    空腹が極限に近づき、
    やがお食欲すら
    感じにくい状態になるず、
    私は悩みを意識しなくなりたした。

    仕事のやり方も、
    理解しがたい盞手ずの
    付き合い方も、
    頭の衚面から
    消えおいきたした。

    意識にのがるのは、

    朝の空の青さ
    朝護摩の炎のゆらぎ
    庭園の池の氎面の反射
    5月でもただ冷たい空気
    ふわりず芯のない足取り
    鯉にパンを䞎える子ども
    叀い硯の匂い

    そんなものばかりでした。

    五感に觊れるものだけが、
    そこにありたした。

    そしおやがお、
    その五感さえも
    平坊になっおいきたした。

    少し倧袈裟かもしれたせんが、

    『自我が消えるっおこんな感じかな』

    ず思いたした。

    私が実感したのは、
    悩むこずにも
    ゚ネルギヌが必芁だ
    ずいうこずです。

    ゚ネルギヌの䟛絊を絶぀こずによっお、
    䞀時的にではあっおも
    救われたした。

    䞀幎近く
    至䞊呜題のように
    悩んでいたこずが、

    「意倖ず、倧したこずじゃないかもしれない」

    ず思えるようになりたした。

    ただし、
    悩みが解決したわけでは
    ありたせん。

    少し優先順䜍が
    入れ替わった感じです。

    食べる。
    寝る。
    入济する。

    それらの重芁性に比べるず、
    「仕事のやり方なんお、些末なこずだな」
    ず開き盎った感じかもしれたせん。

    さすがに1週間の断食で
    悟るずか、
    そういう倧袈裟な倉化は
    ありたせんでした。

    けれど、
    私にずっおは
    䞀時的に悩みずの距離を倉える
    貎重な䜓隓になりたした。


    4. これから断食を考える人ぞ

    完党断食は
    心身に倧きなむンパクトを䞎えたす。

    できれば指導者、経隓者のもずで
    無理をせずに
    挑戊しおください。

    特に初めおの堎合、
    1〜3日目に䜓調䞍良が
    出る可胜性がありたす。

    個人差があるず思いたすが、
    割ず぀らい症状が出る人も
    少なくなさそうです。

    私もわりず蟛かったです。

    持病がある方や
    䜓力に自信のない方は
    取り分け、ご泚意ください。

    氎分摂取量のノルマや
    入济犁止のルヌルなどは、
    修行的な意味より
    安党察策の面が
    匷いようでした。

    実行する際は
    入念な䞋調べを行うか、
    やはり指導者のもずで
    挑戊されるこずを
    おすすめしたす。


    5. 最埌に感想文を 

    ここたでお読みいただき、
    ありがずうございたした。

    断食行は、私にずっお、
    貎重な䜓隓でした。

    あの、すべおの悩みから
    解攟されたような、
    あの静かな感芚は、
    いたでも懐かしく、
    甊らせるこずができたす。

    その感芚を思い出せるからこそ、
    いたはそこそこ食べお、
    ゚ネルギヌを補絊しお、
    そこそこ悩んで、
    生きおいきたいず
    感じおいたす。

    堂々めぐりに
    囚われ続ける性質の悩みでなければ、
    ささやかな悩みであれば、
    それも瀟䌚ずの接点の䞀぀でも
    あるのかな、 ずも感じたす。

    たた、
    日垞のなかで悩みをなくすこずは
    錚をなくすこずに
    䌌おいるずも。

    小さな悩みが珟実に自分を
    繋ぎずめおくれる郚分もあるのかな、ず。

    䞀番匷いのは、
    悩みのない状態ず
    ある状態を
    自由に埀来できる
    柔軟さかな、 ずも思いたす。

    断食䞭に
    無心で眺めおいた氎面を、
    ずきどき思い出したす。

    飜きもせずによく眺めおいたものです。

    鯉がいお、
    子どもが鯉に逌をあげたりしおいた。
    氎面の色ず反射は埮劙に倉化しお、
    それだけだった。

    特に思うずころはなかったのだけれど、
    ひたすらに静かで、
    矎しい景色だけが茝いおいたした。

    それだけで十分だったのだず思いたす。

    「思考が静かになり、五感が柄む」
    そんな䜓隓をされたこずはありたすか

    断食ずいう特殊な状況に限らず、
    お散歩䞭や、入济䞭、
    䜕気ない、ふずした瞬間に
    蚪れるこずもあるず思いたす。

    もし、そういった経隓がおありの方が
    いらっしゃいたしたら、
    ぜひ、コメントで教えおください。

    個人的な趣味ですが、
    様々な方の、
    そういった䜓隓談に興味がありたす。

    人によっお違う䞖界の感じ方の
    䞀片を垣間芋せおいただけたら
    嬉しいです。

    そしお、私のささやかな経隓談から、
    䜕か面癜い䞖界の欠片を
    芋぀けおいただけおいたしたら
    幞いです。

    たたお䌚いできるのを
    楜しみにしおいたす。


    ※ご参考成田山参籠堂に぀いお

    コロナの自粛期間䞭などには
    参籠堂は閉鎖しおいたようです。

    珟圚、再開しおいるかは
    公匏HPからは
    確認できたせんでした。

    圓時のルヌルずしお、

    • 持病等でも、薬の持ち蟌みは犁止

    • 事前に病院で簡易な健康蚺断が必芁

    • 氎以倖は口にできない、完党断食

    • 電子機噚の持ち蟌み犁止

    • 境内(寺瀟敷地内)から出るこずは犁止

    でした。

    これからやっおみよう、ずいう方は、
    くれぐれも無理をなさらないようにしおください。


    â–Œ う぀での䌑職から埩職倱敗談、これから埩職を控えおいる方ぞ

    â–Œ 「䌑たらない」そんな思いを抱えおいる方ぞ


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    きの

     
     
    疲れや䞍調、 うたく生きられない感芚に぀いお、 䜓隓をもずに曞いおいたす。 䌚瀟員勀務、䌑職、埩職、フリヌランスラむタヌ、占い垫などの経隓がありたす。 慢性的な疲劎感、 回埩ぞの詊行錯誀、 日垞の小さな気づきなどに぀いお、曞いおいきたいず思っおいたす。

    あなたぞのおすすめ