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Photo bymirukikukaku

【週刊市況】半導体株の急反騰で日経平均は6万8,000円台へ!(2026年9月28日〜10月2日)

    俯瞰するトレードノート

    今週の日本株式市場(2026年9月28日〜10月2日)は、9月末の中間配当落ち後の買い戻しと米半導体株の急伸を追い風に、AI/半導体関連株が勢いを取り戻す力強い上昇トレンドの1週間となりました。週末金曜こそ高値警戒感や地政学リスクから押し戻されたものの、地合いの底強さが鮮明になっています。

    1. 主要指標の振り返りと市場環境

    今週の主要指標の動向は以下の通りです。

     指標名    週末終値(10/2)  騰落・前週末比    概況
    日経平均株価   68,309.46円     +1,945円(+2.9%) 
    3週連続上昇。10/1に一時+2,200円超の急騰を記録。
    TOPIX      4,091.00 pt       堅調推移    大型株中心に資金が流入し高止まり。
    ドル/円      157.85円近辺    高値圏維持(円安傾向)  輸出企業の業績下支え要因として機能。

    市場を動かした3大要因

    1. AI・半導体セクターの爆発的反騰

      1. 米マイクロン・テクノロジーの好決算発表を受け、半導体・AI関連の主力株へ世界的な資金流入が発生しました。10月1日には日経平均が1日で2,203円高という記録的な上げ幅を達成しています。

    2. テクニカル面での下値固めとブレイク

      1. 重要なサポートラインである26週移動平均線(6万4,943円近辺)で下値を強固に固めた後、75日移動平均線(6万6,764円近辺)を上方ブレイクしました。これにより中長期的な下降トレンド懸念が和らいでいます。

    3. 原油高と米長期金利の上昇(リスク要因)

      1. 中東情勢の緊迫化に伴い原油価格が上昇し、米長期金利が24年ぶりの高水準へ達しました。米FRBの追加利上げ観測はやや後退したものの、インフレ懸念が週末の利益確定売りの口実となりました。

    2. 際立った個別銘柄・セクターの解説

    今週は「半導体株の急反騰」「個別企業のガバナンスリスク」「セクターローテーション」という3つの明暗・動向が明確に分かれました。

    【光】市場上昇の主役:半導体主力銘柄(レーザーテック 等)

    • レーザーテック(6920):10月1日に +11.1% の急騰を記録。

    • 背景と分析:米マイクロン・テクノロジーの決算がメモリ市場の旺盛な需要を立証したことで、これまで調整が続いていた日本の半導体製造装置・検査装置セクターへ海外機関投資家のショートカバー(買い戻し)が一気に流入しました。実需を伴う買い戻しであり、半導体サイクルの底打ちを市場が確信し始めた好例と言えます。

    【影】固有リスクの露呈:ニデック(6594)

    • 株価動向:週間で -25.46% の大幅下落(10月1日に一時19.8%安の1,888円まで急落し年初来安値を更新)。

    • 背景と分析:2026年3月期の連結財務諸表に対し、監査法人が「意見不表明」としたことが伝わり、上場廃止リスクへの懸念からパニック売りが広がりました。ファンダメンタルズ以前にコーポレート・ガバナンスおよび会計上の透明性懸念が顕在化した格好であり、大型株であってもガバナンスリスクが致命的な打撃を与える実例となりました。

    【循環】セクターローテーション:INPEX vs 銀行株

    • INPEX(1605):中東リスクを背景とした原油高と157円台の円安を追い風に買いが集まりました。

    • 金融株(三菱UFJ等):週半ばに半導体株へ資金が集中的にシフトした反動から、銀行株などの高配当・値かさ株からは利益確定売りが膨らみました。

    3. まとめと来週への展望

    今週の日本市場は、主力半導体株の復活によって全体の地合いの底強さを示した一方で、会計・ガバナンス問題を抱える個別のリスクも露呈する「光と影」が際立つ週となりました。

    ただし、中東情勢を受けた原油高の行方や、2日夜間の米雇用統計を受けた米長期金利の動向には引き続き警戒が必要です。

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