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こころの余裕と気づきの関係

     午前2時すぎに目が覚めてしまい、どうしても眠れない。最近はあまりそういうことがなかったし、開き直って起きていよう。

     寝転がりながら、「Shrink~精神科医ヨワイ~」という漫画を読む。精神科医の主人公が心の病気を抱える患者と向き合うストーリーで、最新の17巻は統合失調症の患者との話が展開していく。

     その患者は急性期を乗り越えて回復期に入るのだが、通い始めたデイケアでの治療仲間と、心和らぐやりとりをする。患者が「道に咲く春の花が好きです」「ずっと外に出るのが怖くて家にいたので」などと語ると、仲間が「花に気づけたって心に余裕ができた証拠なんじゃない?」と応じる。

     なるほど。確かにその通りである。病気でなくても、余裕がなくなってくると普段は気づけることに気づかなくなる。視野が狭くなり、目に入るものが入らなくなる。私が最近、足元の小さな花に気づけるのは余裕があるからだろう。

     私は今仕事をしていないので、余裕があるとも考えられるが、本来は仕事をしている人こそ、その余裕が必要だと思う。目の前の仕事だけでいっぱいいっぱいの状態では、質の高い仕事を遂行するのは難しい気がする。

     問題の本質は何なのか、組織の課題は何なのか、相手の真意は何なのか、などなど「気づき」がなければ、良い仕事をするのは難しいだろう。その気づきを得るためには、いつもとは違った側面から物事を見つめたり、本業とは関係ない情報を知ったりすることが一役買うことだってあるのではないだろうか。

     おーっと、無職が丑の刻に無駄なことを考えてしまった。忙しく働いていて余裕が持てるならば、誰も苦労しないのだけれどね。


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    芽吹き始めた木々。やわらかな淡い緑色が空を少しずつ覆っていく



    きょうの1曲

    心 - 東京事変
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    妻のアメリカ駐在に帯同中の主夫です。海外生活を通して感じたり、考えたりしたことを毎日書き留めています。30歳になりました。元新聞記者。

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