
西海市崎戸町百話#042〜崎戸島の大番所跡
園崎咲人ーー第四十二話 崎戸島の大番所跡
崎戸島の本郷に、江戸時代の崎戸大番所跡の碑がある。説明板も掲げられている。
近くにはちょっとした石垣もある。
ただし、それが番所の時代のものなのかは分からない。
崎戸というと近代の炭鉱の歴史を、つい思い浮かべてしまう。
しかし、それよりずっと前の江戸時代から、この島には海を警戒するための番所が置かれていた。
長崎県の西の端。そう聞けば、番所が置かれたこと自体は不思議ではない。
海の向こうから来るものを監視していた。 キリシタンを含め、村人も監視した。
崎戸の位置を地図で見れば、なるほどと思う。
私は今、崎戸を日本の、あるいは九州の「西の果て」と感じている。
昔の人にとっても、この島はやはり西の端だったはずだ。
ただし実際に、この番所跡へ行ってみると、一つ気になることがある。
本当に、この場所から東シナ海を見張っていたのだろうか。
そんな疑問を持った。
また、続きの話で書いてみたいと思う。
園崎咲人