
石炭シリーズ②〜西海市崎戸町百話#051:石炭は今、何に使っている?
✳ほぼ石炭ネタのため話数のカウントは0.5話扱い50.5+0.5=51
石炭シリーズ②〜石炭は今、何に使っている?
前回、日本では現在も石炭を使っていると書いた。
では、何に使っているのだろう。
私は最初に「火力発電」を思い浮かべた。
これは正解だった。
2023年度、日本の石炭消費で最も多かったのは電気業で、約1億トン。次が鉄鋼業で、約5400万トンだった。
つまり現在の日本でも、石炭は電気をつくり、鉄をつくるために大量に使われている。
ただし、同じ石炭でも役割が違う。
発電所などで燃料として使うものを主に一般炭という。
発電だけでなく、ボイラーやセメント製造などにも使われる。
もう一つが原料炭。
こちらは主に、鉄鉱石から鉄をつくるときに必要なコークスの原料になる。
2023年度、日本が輸入した一般炭は9,820万トン、原料炭は6,142万トン。国内で採掘された一般炭は62万トンだった。
こうして数字を並べてみると、不思議な感じがする。
日本の炭鉱はほとんど姿を消した。
それでも私たちは、石炭でつくられた電気を使い、石炭を使ってつくられた鉄に囲まれて暮らしている。
石炭がなくなったのではない。
見えなくなっただけなのかもしれない。
では、崎戸で採掘していた石炭は、この二つのうちどちらだったのだろう。
次回の石炭シリーズでは、そこへ行ってみたい。
園崎咲人