
○○の日々(UNIXの本)
水越 賢治さんという方が書いた、UNIX3部作(と自分が勝手に命名した)シリーズの本がある。出版順に、たしか
「スーパーユーザの日々」、
「UNIXネットワークの日々」、
そして「Mail&Newsの日々」である。
これらの本は、とある会社(業務でUNIXを使っている)で起こるUNIX上の問題を解説していく、マンガが挿絵の読みやすい本である。
「スーパーユーザの日々」は、1台のUNIXを管理運用していくうえで使うコマンド、気を付けるべきことなどを解説している。「UNIXネットワークの日々」は、いま主流のTCP/IPについて解説。そして、「Mail&Newsの日々」では、特に電子メールとネットニュースを社内で展開していく上でのトピックについて解説している。
これを入手した当時はMacintoshを使っており、MacOSが8や9の時代だったので、OSXのようにUNIXコマンドを使える環境ではなかった。ただ予備知識がなくても非常に面白く、自分には刺さった本であった。
今でも記憶に残っている事項を列挙すると、
「昔のUNIXマシンは少しでもディスクの空き容量を増やすために、オンラインマニュアル(man)は削除していることがあった」
「電源が全ての基本(電気配線工事がキッチリできていないと、電源つないだマシンの不安定原因になる)」
「自分が作った実行ファイルのa.outを実行する時は、プログラムの暴走でまわりに被害が及ぶことを恐れ、まわりに一声かけたうえで、他のユーザーは作っているプログラムを保存していた」などである。
とりわけ興味深かったのが、sendmailについて。一見みてなにが書いてあるかがわからない、呪文のような「sendmail.cf」。ただこれを使いこなすことで、複雑なメールの仕分け等、高度な処理ができる。今でこそGUIでほとんどの設定ができてしまうが、機能自体は昔からあったということに改めて驚きを感じる。ネットニュースについては、以前に書いた記事に譲る。
※2026/6/28 文章整備。タイトル画像は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。