
わが家には「夫」という名の三男がいる〜父親編
【第3部】(第2部からの続き)
第2部はこちら
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子どもを優先にできる私と、できない夫。私たちの17年目の現在地
幼少期、子どもたちと
あまり深く関わってこなかった夫。
今、反抗期と思春期を迎えた子どもたちと、
上手くやれている訳がない。
わが家の「夫」は、
子どもの気持ちに寄り添うことが
とにかく苦手だ。
想像力を働かせて、色々な角度から
物事を考えるのが苦手なんだと思う。
理系男子だからかどうかは分からないけれど、本人も「国語力が乏しい」と認めている。
そのため、子どもに何かを伝えようとしても、言葉が足りなさすぎて全く伝わらない。
そうすると、結局私が間に入って
「パパはこう言いたいの」と
通訳する羽目になる。
思いっきり日本人だし、
むしろ英語、喋れないのに…
なぜ通訳が必要なのか…
子どもに真剣に何かを伝える大事な場面で、なぜか「母の通訳」を挟まなくてはいけない不条理。
これでは言いたいことも伝わらないし、
父親の威厳もへったくれもない。
もともと、子どもと関わってきた時間も
熱量も圧倒的に違うのだ。
そんな信頼関係のない中で、
自分の意見を一方的に押し付ける。
子どもたちを理解しよう、寄り添って一緒に考えていこうという気持ちが、
私にも子ども達にも、
どうやったって見えてこない。
長男とはありとあらゆる事でぶつかり合い、最近は次男とも揉めることが増えた。
そりゃあ、そうなるのも当然だ。
大人の私から見ても、夫の対応は、
的外れであったり、しつこかったり、
言ってることがわからなかったりする。
わが家の子ども達は、
言われたことを3秒でやる、
なんて高等な技、出来ませんけど?
何なら10回言って初めてやるか、
10個言ったら1個やる、くらいですけど?
それが夫には理解できない。
「子どもってこんなもんだよね…」が
理解っていない。
最終的に子どもに怒鳴ったり、
物に当たったり、
不機嫌をまき散らしたりする。
「いい加減にして!!」と叫びたくなる。
さらに困るのが、
私が子どもを叱っているときだ。
私が子どもを叱っていたら、
夫も一緒になって叱り始める。
いやいや…今、私のターンだから。
一緒には叱らないで、って
子ども達が小さい頃から言ってあるよね?
2人から同時に責められたら、
子ども達もパニックになる。
しまいには、私が言ったことと
全く同じことを、もう1度言ったりする。
うん、それ、もう言ったね私が。
さっき言ったね、と私も子どもも、思う。
思わず、子どもと目が合う。
結局、一緒になって参戦してきた夫を、
私が注意するハメになる。
私が叱っていたのに、夫のせいで、
今度は私が子どものフォローに入らなくてはならなくなる。
『ごめん黙ってて』
そう言うと、夫はまた不機嫌になる。
「またオレが悪者かよ」
「何でオレに怒るの?」
「オレ間違ったこと言ってないよね?」
いやいやいや……
順番とか言い方とか、状況確認とか!
色々あるだろー!!!!
私が子ども達と話してるのに、
何で横から、話をさらにややこしく、
わかりにくくするかね!
(キィーーーーーーーーーーー!!)
ずっと子育ての現場にいなかった夫は、
変化し続けるわが家の日常を知らない。
私と子どもたち3人の間で、
すでに確立されている「わが家のルール」を、夫だけが全く知らず、
横から突っ込んできては一悶着起こす、
なんてことが多々ある。
3人にとっては当たり前の日常の決まりごとすら、夫は共有できていないのだ。
チャンスは、たくさんあった。
わが家のルールを知るチャンスも、
子ども達との仲を少しでも深めるチャンスも。
何なら、これみよがしに、チャンスを
目の前にぶら下げたりもしてきた。
でも、夫はチャンスの糸を掴まなかった。
仕事と自分の日常に追われていたのか、
私達が目に入らなかったのか、
余裕がなかったのか、理由はわからない。
掴もうとすらしていないように見えてしまうのは、私の夫フィルターがもう限界なのだろうか……
それとも夫の「成長」は、仕事でしか、
発揮されないのだろうか。
(第4部に続く)