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川はただの「水力発電のエネルギー源」になる
森はただの「木材資源」になる
そして人間さえも「人的資源(ヒューマンリソース/人的資本)」という、いつでも替えの利くただの「資材」として扱われるようになる (ハイデガーより)
時代の都合によって倫理観や「何が正常か」が180度入れ替わる世界を描く
(村田沙耶香より)

虚ろなマギットが泣いていた
国民は総出で反対したが
大胆にも法改正は行われた
60ピリット後に実施される新法案
1日24時間の世界は、過去になった。
ここ120年で世界は様々な変化が起きた
日本の人口は落ち着くどころか爆発的に減り続けた結果、政府が打ち出した苦肉の策が自然に任せて生命を循環させるというキャノット法に対して、鍋をピンキーに乱用するという【シュッド】だった。
つわりはなし
いつわりはありの誕生劇
痛みはないが労りはあるようだ
その年の鍋の売上は過去最高を記録した。
冬がないのに
世界に暑さだけは「マス」なのだ。
しかしアグリテックの進歩が出産に与えた影響は大きく、やり過ぎた結果【妊婦の主主体性の喪失と物象化】を招き今回の通称【鍋法】が施行されたのだ。
作り方は至って簡単で
熱く熱しられた鍋は性的興奮を与え
男性が鍋に精子をぶちまけると蒸発せずに鍋に溶け込むのだ。
捨てられた鍋は医療機関に送るためだけに作られたダクトに放り込まれるが、失敗に終わったと思われる鍋がダクト内で機械によりはじかれる音が無差別に聞こえる。不要な鍋はその後、一部だけが溶かされ再再利用される。うまく人になるのはまだ半分にも満たないばかりか、鍋が人になる過程で鍋を捨てた一部の男性が膣内に忍び込んでいて、そのまま胎児として目覚めてしまうこともあるが、もちろん、廃棄だ。
要するに
この鍋は女性の卵巣(生殖機能)を模倣して作られた、いわば生命の泉である。
しかし、ほとんどの男性はまさか、自分が鍋に射精しているとは思っていない
いまは、そういう時代なのだ。
つまり、「質感・色・温感触覚と生命感」が女性ならば、前々人類が女性と意識した女性とは異なる【曲線の対比】に秘められた「神秘・受容・解放」といった象徴性を
すなわち、生命誕生の高揚を感じるのだ。

補足
欲望の歪んだ延命と欺瞞、そして「男たちの閉じた地獄(自己完結の悪夢)」を描いた、インダストリアル・ディストピア。


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