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『COWBOY CARTER』を読む⑤|「AMERIICAN REQUIEM」から「AMEN」へ

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1.はじめに――最初と最後に戻ってくるもの

『COWBOY CARTER』を聴いていて、気になったことがあります。

1曲目の「AMERIICAN REQUIEM」と、最後の27曲目「AMEN」。この2曲は、どこか雰囲気が似ているように感じます。

もちろん、間には25曲もの楽曲があります。ウィリー・ネルソンによるラジオ放送のような語りがあり、ドリー・パートンやリンダ・マーテルの声が登場し、さまざまな時代やジャンルの音楽が次々と現れます。

これまでのシリーズでは、『COWBOY CARTER』が生まれた背景、カントリー音楽の歴史、アルバムに登場する3人の声、そして楽曲に取り込まれた過去の音楽を調べてきました。

では、それらはアルバムの中で、どのような順番で登場するのでしょうか。

今回は27曲の配信版を最初から最後までたどりながら、曲と曲のつながりに注目します。そして、最後の「AMEN」を聴いたとき、冒頭の「AMERIICAN REQUIEM」がどのように感じられるのかを考えてみたいと思います。



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