『COWBOY CARTER』を読む⑤|「AMERIICAN REQUIEM」から「AMEN」へ
⬇️前回の記事⬇️
1.はじめに――最初と最後に戻ってくるもの
『COWBOY CARTER』を聴いていて、気になったことがあります。
1曲目の「AMERIICAN REQUIEM」と、最後の27曲目「AMEN」。この2曲は、どこか雰囲気が似ているように感じます。
もちろん、間には25曲もの楽曲があります。ウィリー・ネルソンによるラジオ放送のような語りがあり、ドリー・パートンやリンダ・マーテルの声が登場し、さまざまな時代やジャンルの音楽が次々と現れます。
これまでのシリーズでは、『COWBOY CARTER』が生まれた背景、カントリー音楽の歴史、アルバムに登場する3人の声、そして楽曲に取り込まれた過去の音楽を調べてきました。
では、それらはアルバムの中で、どのような順番で登場するのでしょうか。
今回は27曲の配信版を最初から最後までたどりながら、曲と曲のつながりに注目します。そして、最後の「AMEN」を聴いたとき、冒頭の「AMERIICAN REQUIEM」がどのように感じられるのかを考えてみたいと思います。
【ここからは有料です】
ここから先は
4,458字
この記事のみ
¥
300

『COWBOY CARTER』をもっと深く楽しみたい方へ。
ビヨンセがこのアルバムを制作した背景、カントリー音楽の歴史、参加アーティストの役割、楽曲に込められた音楽史への参照、全27曲のつながりまで、全5回でじっくり読み解きます。
第①回は無料。第②〜⑤回は各300円ですが、マガジンなら有料4記事をまとめて800円でお読みいただけます。単品購入より400円お得です。
ビヨンセのアルバム『COWBOY CARTER』を、制作背景から音楽の歴史、楽曲の仕掛けまで、全5回で読み解くシリーズです。 なぜビヨン…
ありがとうございます!
