
〔講義004〕 『損益計算書』[経済学部|経済学科]
簿記入門の第4弾になります。
今回は損益計算書についてです。
さっそく始めましょう。
資産は借方、負債・資本は貸方でしたね。
今回やるのは、収益と費用について。
どうしても、資産が借方なら収益も借方で、
負債が貸方なら費用も貸方?と混同してしまいがちです。
【例1】商品を売り上げた
100円の商品を売り、現金100円を受け取った。
①売上(収益)の発生
②現金(資産)の増加
となります。
仕訳例
|借方|現金(の増加) 100円|貸方|売上 100円
仕訳で迷ったときは、分かるところから埋めていくのがコツです。
今回の例では、現金の増加=借方を先に埋めてしまえば、
あとは問題文の中にヒントが隠されているのでそれに沿って解答するのがベストです。
【例2】商品を仕入れた
30円の商品を仕入れ、現金で支払った
①仕入(費用)の発生
②現金(資産)の減少
となります。
仕訳例
|借方|仕入 30円|貸方|現金(の減少) 30円
収益・費用は後から埋めるのがおすすめです。
先に現金の減少を貸方に書き込めば、残っているのは借方だけですから。
ここからが本題です。
【例3】利益の計上
30円で仕入れた商品を100円で売り上げたとすると、
70円の利益が出たことになりますね。
収益が100円・費用が30円ということは、
70円の利益ですが、この利益を「当期純利益」といいます。
難しい用語が出てきましたが、分解すれば理解できます。
当期=今年度(正確には違いますが、イメージとしてはこれでOK)
純利益=純粋な儲け
となります。
ついでに、もう一つ難解な用語も解説します。それは「繰越利益剰余金」。
繰越=積み立て(そのまま「繰り越す」と考えるよりはいいです)
利益=儲け
剰余金=残しておいたお金
つまり「繰越利益剰余金」とは、
「儲けたお金のうち、積み立てて残しておいたお金」と理解できます。
今回のポイント‼️
⭐︎ 仕訳は、分かるところから順に埋めていく
⭐︎ 収益は貸方・費用は借方
⭐︎ 難しくて長い用語は分解して理解する
このコラムは、簿記検定3級の学習を始めたばかりの方や
簿記にちょっと興味あるけど難しそうと、
一歩を踏み出せない方向けに作成しています。
【了】
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