派遣 🆚 職人(社員) 再び
再戦が決まってしまった。
一度、調子にのると、すぐこれだ。
職人(社員)のところへ行くには、
棟を移動しなくてはいけない。
外に出る。
空が見えた。
曇天の中、
雨がぽつぽつ降っている。
まるで、自分の心のようだ。
棟の中に入ると、
みんな黙々と作業をしている。
正直、
あまりこの場所は好きではない。
まるで、
「何しに来た?」
と、監視されているような気がする。
たまに話す人と、
一瞬だけ目が合う。
この場所でなければ、少し話したりもするのだが、場所が場所だけに、軽く会釈をするだけ。
そして、職人(社員)のところへ到着した。
「見本、作っておいたから。この通りやってもらえればいいから」
「工具はこれ使って」
そして、
「出来るかな?」
顔の圧。
言葉の圧。
一瞬、何て答えていいのか迷った。
そして、かろうじて出てきた言葉。
「わかりました。やってみます」
それしか言えなかった。
今日は、途中までしか終わらなかった。
また明日、ライン作業が終わってから、
向かうことになるだろう。
さて。
今回は、無事に終わるのだろうか。
自分がやった仕事について、
「違う」
「ここ、ダメ」
なんて言われないことを、
今はただ、祈るばかりだ。
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