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🍒子どもの詩263 Reiwa-14

      〜リカバリー〜

     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     失敗は、しないに越したことはないのです。でも人のすることですから、必ずミスがついてまわります。大事なのは、どうリカバーするか。
     ピアノの発表会で失敗した、2年生のたいちろう君のリカバリーを見てみましょう。

       ピアノのはっぴょう会
    あせる
    みんながぼくを見ている
    人がいっぱいいる
    そんな中ぼくはひくのをまちがえた
    二回ひくのに三回ひいてしまった
    あせった
    けど自分にいいきかせた
    まちがえてもいいから
    とまってはいけない  とまってはいけない
    なん回も自分にいいきかせた
    ひきながらちらっとお母さんを見た
    ぼくにがんばれといっているような顔をしている
    ここでとまっちゃだめだ
    でも三分でひきおわらないといけない
    時間がもうない
    どうしよう
    心ぞうがどくどく音を立てている
    ラストスパートだ
    ゆびがかってにはやくうごいている
    ゆびがはやすぎる
    とまれ
    ゴールは近い
    かっこよくおわりたいのに
    さいごの七小せつだけ
    ゆっくりひけた
    たった三分なのに
    一時間だったみたい
    長い長い発表会の時間だった
         2年 たいちろう

     「間違えてもいいから、止まってはいけない」と何度も自分に言い聞かせるクダリ。この経験は、人生において苦境に陥った時、きっと甦ってたいちろう君自身を助けるのではないでしょうか。
     それにしても、間違えた場面でチラッとお母さんを見るとはね。たいちろう君は凄い!
          🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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