
🍒子どもの詩175 Worker-9
〜自衛隊員〜
読みに来ていただき、ありがとうございます。
子どもの詩を紹介するnoteです。
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今回取り上げる詩を読み解くには、いくつか整理しておきたい事柄があります。いった君のお父さんの仕事についてです。
①人命救助に関わる仕事。
②迷彩服を着る。
これだけでも、ある仕事が連想できます。災害派遣活動。あと一つ、よりこの仕事を決定づけられる事柄があります。いった君の通う学校の側に、陸上自衛隊駐屯地があることです。
作品が書かれたのは、2023年の夏から秋。
2024年1月1日、能登半島地震が発生。この駐屯地からも救助活動のために、自衛隊災害派遣が実施されました。8月末までの約8ヶ月間続きます。地震災害対応としては、過去最長の240日を超えるものでした。いった君のお父さんも、その一員であったに違いありません。
私は、いった君のお父さんの仕事名について、もう一歩踏み込んだ仮説を立てています。2013年、東日本大震災の教訓を踏まえて作られた、自衛隊の特殊部隊「ファストフォース」。この部隊についての詳細には、作品を読んでから再度触れることにします。
おとうさんのだいじなおと
ピロピロピロンッとテレビのけいこくおん
いつもわらっているおとうさんが
テレビをみてしんけんなかお
おかあさんは ふあんそうなかお
ちいさいころは
それがなんのおとかわからなかった
でもいまはすこしわかる
そのおとがおとうさんにとって
だいじなおとだと
すぐにおとうさんはめいさいふくにきがえて
あっというまにいえをでていく
「だいじょうぶ?」ときくと
かならず「きにするな
おとうさんにまかせろ」といって
あたまをよしよししてくれる
おとうさんはちからがすごくつよいんだ
こまっているひとをたすけたり
うでたてふせをしたりして
からだをきたえている
かっこよくてぼくのじまんなんだ
ぼくもおとうさんみたいに
こまっているひとをたすけるんだ
そのためにごはんをたくさんたべて
おおきくなるんだ
おとうさんにはまけないぞ
おとうさんがかえってきた
いまからおふろでいっぱいおはなしして
いっぱいあそぶんだ
おとうさん
きょうもおつかれさま
1年 いった
私は、様々な仕事の職種名は言えても、その実態には無知な人間です。これを機会に、簡単ですが、自衛隊災害派遣の仕事内容をまとめ、表記させていただきます。(自分のためにも。)
《派遣対象》
地震、火山噴火、豪雨・台風(風水害)、コロナ対応など。
《活動要請》
知事等の要請に基づき人命・財産を守るために活動する。
《活動内容》
捜索、人命救助、輸送、医療、給水、入浴支援、土砂撤去、ヘリ輸送支援など。
《緊急対応》
緊急時には「ファストフォース」と呼ばれる初動対処部隊が即応する。
※ファストフォース (FAST-Force): 災害発生直後の初動対処やその後の支援に向けた情報収集を行う部隊。
最後に触れたファストフォース (FAST-Force)。詩の中に出てきた「ピロピロピロンッ」の警告音での緊急呼び出し。いった君のお父さんは、初動対処部隊「ファストフォース」の隊員ではなかったのだろうかと、今は強く思っています。尚、隊員名の公表については、防衛秘密や個人情報保護の観点から秘匿とされています。いった君は、敢えて書かなかったのかも分かりません。
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