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🍒子どもの詩233 Family-25

      〜ぼくは もう泣かない〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     交通事故なのでしょうか。不慮の事故で離れ離れになった家族が、それでもお互いを思いやる姿が、詩として表現されています。

       ぼくは  もうなかない
    ぼくはじこで右手をなくしてにゅういんした
    びょういんに三か月もいた
    ずうっとこんなところにいるのがいやだった
    なみだがでてとまらなかった
    ないてばかりいた
    おばあちゃんが
    赤ちゃんを見につれていってくれた
    赤ちゃんは顔がぽちゃっとして
    うす目をあけてマスクをつけてねていた
    手が小さくて
    かみのけがちょっとだけでかわいかった
    さわってみたいと思った
    ガラスまどが高くてよく見えない
    ぼくはおばあちゃんに
    かたぐるまをしてもらって見た
    ガラスに左手をつけて見た
    しんけんに見た
    目を大きくして見た
    赤ちゃんもがんばっている
    ぼくの方が赤ちゃんより大きいのに

    なくのをやめた
    にいちゃんは
    べつのびょういんににゅういんしていた
    おかあさんがにいちゃんのところにいくと
    「おかあさん  ゆうすけのところへ
    行ったって」と言ってくれた
    うれしかった
    にいちゃん
    しんぱいしてくれてありがとう
    おばあちゃん
    かたぐるましてくれて
    つきそってくれてありがとう
    ぼくは
    もうなかない
         2年 ゆうすけ

     「家族の結びつき」とか「家族の情愛」とか、私は分かったようなことをつい口走ってしまいます。しかし本当の困難に遭遇した時にこそ、これらの結びつきの確かさが、明らかになるに違いありません。ゆうすけ君の家族の絆は、強くて、深い。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。


     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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