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🍒亡くした父へ 亡くした母へ

      〜子どもの詩428 Family-72〜

     子どもの心の中で、いつまでも生き続けるお父さん、お母さんのお話です。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       ぼくのお父さん
    ぼくのお父さん
    仕事でいつもいそがしかった
    日曜日も仕事だった
    そんな時はぼくも連れて行ってもらった
    やさしいお父さんだった
    でもお父さんが死んでしまった
    ぼくはくじけない
    とってもいいお父さんだった
    ダンプが似合うお父さんだった

    お父さん
    お母さんを助けてがんばるからね
    お父さんの分もがんばるからね
    それから
    ぼくが大人になったらお父さんの仕事をつぐよ
    だから  お父さん
    天国で見とってよ
    ぜったい見とってよ
    ぼく
    お母さんを助けてがんばるから
         4年 ゆうま

       天国のお母さんへ
    お母さんの顔を見ていたのに
    顔を覚えていないよ
    お母さんがいっぱい話しかけてくれたのに
    声を覚えていないよ
    お母さんがいっぱいやさしくしてくれたのに
    お母さんのやさしさがわからないよ
    お母さんと一緒にしたこと
    見たもの 笑ったこと
    何も覚えていないよ
    お母さんは私のことを覚えてる?
    お母さんは私のことを
    昨日も今日も明日もあさっても
    ずっと見ていてくれるよね
    私が初めて歩いたときも見ていてくれた
    ようち園のとき初めて自転車に乗れたときも
    見ていてくれた
    学校で楽しく勉強したり遊んだりしているのも
    見ていてくれる
    これからもずっと見守っていてね
    お母さんと一緒に写っている写真は少ないけど
    一枚一枚の写真から
    お母さんの優しさが伝わってくるよ
    お母さんが私を大事そうに
    だっこしてくれている写真が一番好きだよ

    お父さん お兄ちゃん それに
    おじいちゃんもおばあちゃんもいてくれるし
    友だちもたくさんいるからさみしくないよ
    でも 会いたいよ
    いっぱいしゃべって
    いっぱい笑いたいよ
    どんな話ができるのかな

    お母さん
    今年も命日に花火を見に行くね
    お母さんも
    空から一緒に見ようね
        5年 かおり

     父親や母親への思い。それは、亡くなることで、弱まるものなのでしょうか。二人の作品を読んでいると、その逆であるような気がします。思いは更に強くなる。愛情深く子に関わった父や母は、たとえ不遇の死を迎えたとしても、子の心の中に、いつまでも深く生き続けます。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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