
🍒25mが初めて泳げた日
〜子どもの詩471 Theme -211〜
多くの小学校では、猛暑による熱中症のリスクを避けるため、運動会が春に開催されることが多くなりました。その分、余裕のできた夏休み明けの9月上旬から中旬、プールの授業が再開されます。ひと夏の泳力の伸びは、この時に確認できるのです。
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
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泳げた!
大きな口を開けて息をすった
いよいよだと思うときんちょうして
泳げるか不安になった
わたしはもぐった
水の中はだれの声も聞こえなくてしずかだった
息を鼻から思いっきりはいて
足はバタ足
手は水を思いっきりかいて進む
手を三回まわすと苦しくなって息をした
「パッ」
息をしたときに鼻に水が入っていたくなった
足をつきたいと思った
でも今足をついたら
せっかく5メートルをちょっとこえられたのに
苦しいのをがんばったのに‥‥
だから足をついたらだいなしだ
今は10メートル
心ぞうの動きが速くなって
体の動きがおそくなってきた
おそくなると前に進みにくくなって
また苦しくなって手の動きが速くなって
息をするタイミングまで早くなってきた
今は15メートル
先生が前にいておうえんしてくれている
手と足がバラバラになって
わけがわからなくなってきた
心には(足をついちゃえ)
という気持ちが出てきたけど
あと10メートルぐらいなので
悪い心をぶっとばしてがんばった
息をして後ろを見ると
みんなの目線がわたしに集まっていた
みんな見ているから
最後の力をふりしぼって
がんばってみようと思った
わたしはどんどんつき進んだ
わたしの新記録11メートルをこえ
20メートルのところまで来た
バタ足をして飛んできた水が顔にかかった
太陽がまぶしくて息があまり出来なかった
あとでしまった
息しとけばよかったとこうかい
ためていた息が口から水の中にこぼれた
あわが空に向かって
ぶくぶくと音を立てて上がっていった
25メートル泳げたらいいなと思いながら
いっしょうけんめい手と足と息つぎをした
息つぎをしたら
ぎん歯の所に水が行ってしまって
歯がキーンとなった
つめたくて目をぐっとつぶった
23メートル
あと2メートルというところで
足をつきそうになった
そしていよいよかべが近くなってきた
かべに手をついた
わたしは今までより目を大きく開いた
心ぞうがうれしすぎて もっともっと速くなった
わたしは「やったー」とかすかに言った
苦しすぎたのでたおれそうになった
プールから上がる時 先生と二人で
思いっきり大きな声を出して喜んだ
4年 みお
「初めて」のつく出来事を詩に書き残すことは、財産以外の何者でもありません。「初めての自転車」「初めての逆上がり」「初めての一人電車」等々。「初めて」には、人間としての爆発的なエネルギーが溢れていますから。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。