
🍒子どもの詩190 Sports-4
〜拳法〜
読みに来ていただき、ありがとうございます。
子どもの詩を紹介するnoteです。
🔹
スポーツの世界で、時々「ゾーンに入る」という言葉が使われます。超集中状態。雑音が消え、時間感覚が歪むほど競技に没頭している精神状態です。スポーツにおける、「神がかった」状態とも言い換えることができます。
次に取り上げる拳法大会を題材とする作品は、おそらくこのゾーン体験ではないかと思われます。
表彰式
今日は拳法の大会だ
朝からずっと心臓がバクバクいっている
競技場に着いてもぜんぜん落ちつかない
そしていよいよ高学年の番だ
男の子の中で女は私一人
みんなすごくはくりょくある演技
遠くで仲間が見守っている中 私の番が来た
正面に礼
体がすごく熱くて心臓の音がひびきわたる
バクバク バクバク
「ヤァー‼︎」
声を出したらとてもきれいにすうっと出た
今まで考えていたことが全部ふっとんだ
体がかってに動きだし
いつもの演技なんて目じゃないほどすごい演技
自分がやっているのに
信じられないほどの大きな声
はくりょくある目
演技
「パチパチ ワー‼︎」というかん声の中で
落ち着いている自分にびっくりした
「ハァハァハァ」
息を切らしながら席にもどると
「すごい‼︎」とほめられてうれしかった
そしていよいよ表彰式
いっぱんの人の表彰が終わり次は高学年だ
三位から表彰していった
自分の名前が呼ばれるのを願った
「三位○○君」
「二位△△君」
お願い‼︎心の中で祈った
しかし
「一位□□君」
目の前が真っ暗になった
勝ち負けが目的じゃなくてもくやしかった
ぼーっとしていると
「◎◎みやこさん」
なんと一位は二人いたのだ
「はっ はい!」
急いで前に行った
表彰状を持った人がにっこり笑って
「がんばったね おめでとう」
また体が熱くなってきた
目も熱くなってなみだが出てきた
つらいことがあっても
練習をがんばったおかげだと思う
今日は最高の一日だった
6年 みやこ
努力のないところに、このような超集中状態は訪れません。長くて辛い練習の先に、たまに訪れる幸運です。みずほさん、頑張ったね。おめでとう。
🔹
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また読みに来ていただけたら、嬉しいです。