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🍒子どもの詩255 Sports-5

      ~九台のハードル~

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     なりたいと思った「自分」に向かって、なりふり構わず突き進んでいく。ただひたすら前を向いて努力を積み上げる。こう言う姿は、長い間忘れていた気がします。

       九台のハードル
    ユニバー競技場
    私は走るレーンに立った
    緊張して何も聞こえない
    「オンユアーマーク セット」
    「パーン」
    すごく遠くで鳴ったように聞こえた
    一台目  左足で踏みきった
    ここを外すと後に続かない
    二台目  タッ  タッ  ターン  足が合った

    一か月前ハードルに挑戦することに決めた
    「ハードルは短きょりとちがうから
    練習せんと絶対跳べへんよ」とお母さんが言った
    ハードルを一度も跳んだことがないけど
    何とかなるやろと思った
    おじいちゃんとおばあちゃんが
    パイプでハードルを手作りしてくれた
    庭でリード足やぬき足の練習をした
    グラウンドにハードルを並べて跳んでみた
    「こんなん  二台しか跳べへんわ」
    思った以上に難しい
    不安でいっぱいになった
    「始めはみんなそうや  練習するしかない」
    「徐々に跳べる台数が増えていったらええやんか」
    おばあちゃんとお母さんがはげましてくれた
    たった一か月で九台が跳べるやろか
    絶対跳べへん
    無理や
    あきらめかけた

    学校で練習が始まった
    小林コーチが
    リード足を上にまっすぐあげる方法や
    体がかたむかないコツを教えてくれた
    毎晩小林コーチからの宿題
    じゅうなんと足上げもした
    だんだん跳べる台数が増えていった
    コーチや先生がいつも
    「何も考えずにつっこんでいく
    こわがらない」
    「大丈夫  心配せんでも絶対跳べるから」
    と声をかけてくれた
    初めて九台全部跳べた時
    コーチも先生も友達も
    「やったー」「やったー」
    みんなで拍手してくれた
    先生がハグしてくれた
    なみだがぽろぽろと落ちた

    三台  四台  五台  順調に跳べた
    「あきちゃん  がんばれ!
    さくらちゃんの大きな声が聞こえた
    がむしゃらにゴールを目指した
    最後の九台目
    跳んだ!
    ゴールラインをこえたしゅん間
    いっきに体が軽くなった
    歩いていると自然に笑顔になっていた
         6年 あき

     年齢を重ねると、何かを始めたくてもやる前に諦めてしまいがちですが、今からでも間に合うかなあ?何かにチャレンジしたくなりました。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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