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Photo byitukano_

🍒子どもの詩281 Family-36

      〜夜空で一番光る星〜

       「父の日」のある6月を、特別な思いで迎える子が大勢います。そしてそれは、決して忘れてはいけないことなのだと思います。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       お父さん
    私のお父さんは
    私が二才の時に交通事故でなくなった
    二才だったので顔も声もおぼえていない
    「お父さんはやさしくておもしろかったよ」と
    お母さんは話してくれた

    お父さんがなくなった日は六月六日
    毎年いなかのおはかに  おはかまいりに行く
    私はお父さんに
    いっぱい聞きたいことがあった
    だけどなくなったので
    おはかまいりの時にだけ話しかけている
    だけど返事はかえってこない
    あたりまえのことなのに
    なぜかとってもかなしくなる

    お父さんとおしゃべりしたかった
    いっぱい話していろんなことを知りたかった
    私はたまにお父さんがいれば
    どんなに楽しかっただろうと思う時がある
    ねる時そう思うと
    とってもかなしくてねられなくなる
    友だちに「お父さん  声ひくい?」
    と聞かれたことがあった
    その時は「お父さんはなくなったから
    わからへん」とにこにこ顔で言った
    かなしい顔をしたら お父さんが悲しむと思うから
    だからいつもにこにこ顔で元気に生きている

    夜の空を見ると
    時々キラキラ光る星がある
    一番光る星はお父さん
    しゃしんで見たお父さんの顔がうかぶ
    私の目にはそううつる
    お父さんの分まで
    がんばって生きていくよ
         3年 こころ

     今年も、もうすぐ6月6日がやってきます。こころさんはきっと、今年もお墓参りをしてお父さんに何かを話しかけるのでしょう。父と娘、それは二人にしか分からない会話です。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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