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🍒子どもの詩314 Worker-18

      〜交通誘導警備員〜

     一般的には、「旗振り」とよばれている仕事です。陽炎の立つ、真夏のアスファルト道路の上にも、真冬の降りしきる雪の中にも立ち、道ゆく人の安全を守ります。「ご苦労様です」と声をかけて通ったことは数度ありますが、ほぼ通り過ぎるだけです。交通誘導警備員さんの家庭や家族を考えたことは、これまで一度もありません。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       おじいちゃんの顔
    おじいちゃんは
    工じげん場ではたふりをしている
    顔は真っ黒にひやけしている
    ほっぺたのところがざらざらしている
    きのう雨にぬれて
    べしょべしょになって帰ってきた
    ゆかにしずくがぽとんぽとんとおちていた
    おじいちゃんは雨の中ではたをふって
    車をとおしてあげる
    車に水をかけられて
    カッパはどろどろでよごれていた
    わたしは「すごい雨やったなぁ
    おじいちゃん  さむかったやろ」といった
    おじいちゃんはにっこりわらった
    白く長いまゆ毛も
    雨でちょっとぬれていた
         3年 さち

     通りすがりに、ちらりと見るだけの旗振りのおじいさんにも当然家族がいて、健康を案じてくれる孫もいる。こんな、よく考えれば当たり前の事実を突きつけられ、今何だか泣きそうな気持ちです。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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