
🍒皿洗い
〜子どもの詩366 Theme-149〜
やらされるお手伝いでもなければ、ご褒美目当てのお手伝いでもありません。自分で願い出たお手伝いとは、こんなにも神々(こうごう)しいものなのか!そう思い知らされた作品です。
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
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皿あらい
「コーヒーのんでからかたづけよか」
お母ちゃんとおばあちゃんが話していた
お母ちゃんやおばあちゃんやおじいちゃんに
いつもやってもらっている皿あらい
ぼくがやろう
ゆっくりコーヒーをのんでもらおう
「お母ちゃん 今日はぼくがあらいもんするわ」
やる気まんまんで言った
「できるか?」
「きれいにあらわんとあかんのやで」
「あらえるわ」
ぼくは本気なんや
見といて
「二度手間やったりしてなあ」
「あらえるって」
どうしたらぼくの本気がわかるんや
その時「おじいちゃんがゆすいじゃろ」
その一言でぼくの皿あらいは決まった
スポンジにせんざいをじゅっとつけた
ぎゅっぎゅっとスポンジをにぎると
もわっもわっと指の間からあわがわき出てきた
手があわでふわふわになった
何かええ気持ちやなあ
お皿を上下にこするとキュッキュッと音がした
お皿がわらってるみたいや
ぼくもわらいそうになる
「ちょっとぬるぬるやから もう一回あらって」
おじいちゃんがお皿をもどしてきた
「わかった」
わらってるばあいじゃない
スポンジにせんざいをじゅるっとつけて
もう一回あわあわにした
キュルキュルキュルキュル
今度は円をえがくようにこすった
おじいちゃんがゆすいだお皿に
くるっくるっと丸い水つぶがついた
「おわったで」
「ありがとう たすかったで」
てのあわ
まだゆすぎたくないな
3年 かなた
どうやったら、こんな尊いお手伝いができる子が育つのか、そのknow-howを知りたいと思います。「手の泡、まだゆすぎたくない。」なんて‥‥。誰か知っていたら、教えてください。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。