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🍒子どもの詩169 Worker-6

      〜理容師〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     一生懸命に働く人を書いた詩を、職種ごとに紹介しています。今回は、理容師さん。
     兄が理容師を目指している、5年生の妹。そして、理容師を父に持つ1年生の女の子。二人の作品です。

       帰ってきた兄
    「あ  おにいちゃんや」
    神戸のさんぱつ屋の先生の所に
    修行に行ってから三ヶ月ぶりだ
    かみの毛が長くなっている
    ちょっと太ったかな
    兄ちゃんの食べ方が変わっていた
    今までは早食い競争みたいだった
    今はゆっくり落ち着いて食べる
    さんぱつ屋の先生の家で
    食べさせてもらっているからかなぁ
    ぎょうぎよくしなければいけないのかなぁ
    ちょっとえらくなっている気がした
    神戸の店はとてもいそがしく
    日曜は昼が三時になったらしい
    足ががたがたになって
    アパートに帰ってねたそうだ
    店ではかみは切らせてもらえず
    そうじをしたり
    ひげをそったりばかりするそうだ
    五年も修行しなければならない
    五年したら私は中三だ
    長い
    すごく長い
    兄ちゃん  がんばれ
    兄ちゃん  体に気をつけて
    兄ちゃん  早く一人前になって帰ってきて
    みんな待っているよ
         5年 ゆい                        (1993年)

       まほうのて
    三さいのときは  あまりおぼえていないけど
    とうちゃんが
    かみのけをかわいくしてくれたらしい
    いま七さいのわたし
    ちょっとおとなっぽくしてほしいから
    このかみがたにするってじぶんできめた
    きものとかみがた
    とうちゃんは
    いっしょうけんめいせっとしてくれた
    七五三のしゃしんはたからものになった

    いっしゅうかんご
    おもいきってばっさりきった
    とうちゃんのはさみできるおとが
    きらきらしていた
    みじかくなって
    みんながにあっているとほめてくれた
    でもわたしは
    とうちゃんがよろこんでいることがうれしくて
    かっこいいなとおもった
    とうちゃんのてはまほうのて
    いつかいま0さいのいもうとのあたまも
    かわいくしてあげてね
         1年 みよ      (2025年)

     1993年のゆいさんの兄が、中学卒業後に理容師修行を始めたのだとしたら、今48歳になっている計算です。みよさんのお父さんより、少し上くらいでしょうか。もし娘ができていたのなら、やはり七五三の髪型は、お父さんが可愛くしてあげたのだと思います。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。🍒

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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