メインコンテンツへスキップ
見出し画像

🍒子どもの詩220 Theme-67

        〜イモリ〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     今日の主役は、イモリです。井戸を守るから、イモリ。家を守るヤモリとは、従兄弟のような存在だと思われがちですが、両生類と爬虫類で、違う進化の道を歩みました。(嫌いな人にとっては、どちらでもいい話でしょうが‥‥。)
       イモリは両生類で、カエルの仲間です。ふにゃふにゃ卵からオタマジャクシ(幼生)になって、ウーパールーパーみたいなエラが取れ、その後手足が生えた幼体(親の縮小コピー)になって、やっと親になるという苦労人です。水が好きなので、井戸とか溝とかの水まわりにいます。ヤモリ同様、噛まないので可愛がってあげて‥‥無理かぁ‥‥。

    画像
    イモリの幼生(ヤンチャそうなオタマジャクシ)

       イモリ大事けん
    「ピンポーン」
    泉君の家に行った
    「何して遊ぶ?」
    泉君が言った
    「イモリとろ」
    それでうらの川へ行った
    イモリのすがあった
    「ぼくがほるわ」
    と泉君がほりはじめた
    ほってほってほりまくった
    「あ おったあ」
    と泉くんがさけんだ
    二ひきとれた
    「おっしゃあ」
    と二人でとりまくった
    泉君は16ぴき
    ぼくは17ひきもらって帰った

    帰ってからレバーをやったら食べた
    大事に大事に育てた
    五月二十六日
    たまごから赤ちゃんが一ぴきかえった
    それからまた大事に大事に育てた
    だんだん大きくなっていった
    どんどんイモリの形になっていった
    水そうのそうじをした
    一時間かかった
    イモリをもどして数を数えた
    十六びきしかいない
    ちっちゃい子どももいない
    二ひきもいなくなっている
    どこへ行ったのだろう
    にわを弟とさがした
    「ここにおったぞ」
    弟が言った
    走って見に行った
    だけど一ぴきしかいなかった
    子どもがいない
    家の横の川をさがした
    上流にいるんやろかと思って見に行った
    いた
    「おい  おるぞう」
    「ほんまや」
    と弟がびっくりしたように言った
    道に横になって手をのばした
    あと少しでとどく
    「もうちょっとや」
    バッシャーン
    おなかから川に落ちた
    「だいじょうぶ?」
    と弟が聞いてくれた
    くつが流れていく
    ぼくはそれをおいかけて川を走った
    やっとおいついた
    くつは取れたけどイモリは分からなくなった
    首にかけていたタオルをしぼった
    もうあきらめよと思いながら
    ふくやズボンをしぼった
    そのときタオルにイモリがついていた
    よかったあ
    ありがとう  くっついていてくれてと思った
    すぐに帰って水そうに入れた
    これで全員そろったとなっとくした
    その夜  弟とねた
    イモリのゆめを見た感じだった
         3年 そうた

     ここまで、深く関わってもらうとは、イモリも考えてもみなかったでしょう。そうた君の執念の捜索に観念して、子どもイモリが戻ってきた、そんな感じがしました。
     イモリが出てくる夢って、どんなでしょう。そんなに頻繁に、登場しないキャラクターですから。ザックザックと、イモリが出てくる?
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

    あなたへのおすすめ