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🍒 おかえり

      〜子どもの詩346 Theme-133〜

     核家族化が進み、両親が働きに出ることが当たり前の時代です。「ただいま」と言って帰り、「お帰り」と受けてくれる日常は、遠い彼方へと消えつつあります。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       おかあさん まっとってよ
    きょうの朝  おかあさんがぼくに
    「かえってくるころ  いないかもしれないよ」
    と言いました
    ぼくは  いややなと思いました
    学校からいそいでかえりました
    早くかえらないとまにあわへん
    あわてました
    まがりかどをまがったら
    おかあさんの赤い車がみえました
    げんかんのとをあけたら
    おかあさんが  ぼくに
    「おかえり」といいました
    ほっとしました
         2年 ともや

     間に合わない?ともや君は、なぜそんなに急いで帰ったんだろうと考えます。いずれにしても、お母さんは出かけるはずなのですから。「おかえり」の言葉を聞くこと。儀式のようなこの日常のやりとりで、安心して生活が続けられると言うことでしょうか。

       ほんとうのおかえり
    家につくともんもげんかんもあいていたよ
    スキップしながら家に入ったよ
    家の中から「おかえり」と
    お手紙とちがって
    ほんとうのおかえりがきこえたよ
    わたしはお母さんの
    「おかえり」よりも大きなこえで
    「ただいま」といったよ
         2年 ゆりな
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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