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🍒トロメリンを入れる

     〜子どもの詩438Family-77〜

     トロメリン。液体食品にとろみをつけるための調整食品。飲み込みが難しい人にとっては、液体のままよりも、とろみがある方が食べ方に安定感が生じます。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       お手伝い
    お母さんが仕事から帰ってきた
    あわてて台所へ入って
    ご飯の用意をしている
    お母さんが少しでも楽になったらな
    「お母さん  ぼくお手伝いする」と声をかけた
    「とりにくをいためて」と言ったので
    ふみ台を持ってきてフライパンでやいた
    「ジュ  ジュ  ジュ  ジュ  ジュ」
    いい色になった
    お母さんが「しおこしょう入れな」と言った
    味見をしてみた
    「おいしい」

    「おうい  おうい  おうい」という
    おじいちゃんの声が聞こえてきた
    お母さんが「とも おじいちゃんに
    ジュースのゼリーを食べさせてくれるか」
    「ええで」
    「トロメリン取ってきて」
    取りに行ったけど分からなくて
    けっきょくお母さんが取ってきてくれた
    コップにリンゴジュースを入れた
    トロメリンをすこしずつ入れていった
    ぐるぐるかきまぜるとかたまってきた
    お母さんにかたさを見てもらった
    「ちょうどええで  これくらいや」
    おじいちゃんに
    ジュースのゼリーを食べさせてあげた
    「おいしいか?」
    おじいちゃんがうんとうなずいてくれた
    うれしかった
    さい後まで食べさせてあげた
    おいしそうに食べてくれてうれしかった
    おじいちゃんに「ぼくだれか分かるか」と聞くと
    うんとうなずいたので
    「とも  やで」と教えたら
    おじいちゃんがにっこりとした
    すごくうれしかった
    またこの次も
    おじいちゃんに食べさせてあげたい
    お母さんにもほめてもらったしいい気分だった
         3年 ともや

     家事労働が一人に集中すれば、いつかどこかで歪みが生じます。ともや君のような気遣いができる家族が、一人そばにいてくれるだけで、どれほど心強いことか。
     今の時代の家事分担を考える上でも、とても大きな示唆に富んでいます。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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