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🍒子どもの詩145 Pet-5

      〜小さな子牛が生まれたよ〜

     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     牛は、ペットではありません。でも、子どもの頃に農耕牛を飼っていた私は、自信を持ってこう言いましょう。
     「牛は可愛い!ペットを超越して可愛い!」

       小さな子牛が生まれたよ
    三時四十五分
    子牛が生まれた
    クロールの形で前足から出てきた
    すべり台をすべるように
    水といっしょに出てきた
    足から出てきて
    人間の子と出てきかたがちがうのでおどろいた
    親牛がぺろりぺろりとなめてやった
    なんどもなめてやった
    かんげきした
    ミルクをのませてやった
    立とうとなんどもなんどもする
    子牛がかわいそうになった
    わたしは子牛とわかれる時
    さびしかった
       4年 ちひろ

     子牛ともなれば、なおさら可愛いのです。目に入れても痛くないほど、可愛いのです。ちょっと、大きいのですが。
     これは、私も何度か経験したことなのですが、毎日牛と一緒に生活していると、何年かに一度の確率ですが、牛が逃げ出すことがあるのです。
     自分の家の牛だったら、まだ良いのです。私は子どもの頃、ある夜道を歩いていて、暗闇の中で、どこかの家から逃げ出した牛と、ばったり遭遇したことがありました。暗闇の中で光る牛の大きな眼を見た時、流石にビビってしまいました。
     次の作品は、そんな逃げた牛を題材としています。

       牛がにげた
    「あっ  牛がにげた」
    牛は牛小屋のさくを角でこわした
    さくをとびこえて外へ出た
    びっくりした
    「おじいちゃん  牛がにげたで」
    大声でおじいちゃんに言った
    おじいちゃんはいそいで
    ロープを持って牛を追いかけた
    牛はおじいちゃんの畑の中へ入って行った
    おじいちゃんは牛に近づいたところで
    ロープを投げた
    ロープがうまく牛の頭の中に入ったけど
    牛はにげようとしていた
    おじいちゃんはロープを引っぱって
    牛を畑から出した
    牛がとんで出てきたので
    角でつつかれそうでこわかった
    おじいちゃんに連れられ
    牛はおとなしくなった
    帰るとき牛のせ中に乗せてもらった
    おしりがふわふわで気持ちよかった
    牛さん
    もうにげないでよ
         3年 れいと

     そうなんです。牛さんの背中には、子どもだけは乗せてもらえるのです。
     私は乗馬教室に通い、200鞍以上の騎乗経験があります。もちろん、馬に乗ることは楽しいです。でも、あの牛の背中に乗った感触には叶いません。安心感が、ブワーッと広がる感じです。
     とにかく、牛は可愛いのです🩷

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    農耕牛



     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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