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🍒ハックシュン

      〜子どもの詩388 Theme-161〜

     くしゃみの回数に関して、次のような言い伝えを聞きます。

    1回=褒められている
    2回=悪口を言われている
    3回=誰かに恋されている
    4回=風邪の兆候

     まとめて言えば、「一に褒められ、二に憎まれ、三に惚れられ、四に風邪。」
     人間が操作をすることなく、自分自身で判断をして行動するロボット(自律型ロボット)が、様々な分野で活動を始めています。人の仕事が AIロボットに置き換わっていく時代に私たちは立ち合うこととなりました。
     ロボットは、クシャミをしません。だからクシャミは、とても人間的な行為です。尊いです。
     ところがこのクシャミ、実は人間だけの生理現象では無いようなのです。
     自己紹介が遅くなりました。Akiyama.Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       ハックシュン
    「ハックシュン」
    とつぜん牛がくしゃみをした
    今日は雨の写生会
    「いやぁ  牛がくしゃみした」
    みんな「うそっ!」
    「ほんま?」とおどろいた
    「ハックシュン!」
    二度目のくしゃみ
    こんどは大きくて
    落ちているわらをふきとばした
    「クシュン  クシュン」
    つづいて何度もくしゃみをした
    「なんや牛も人間と同じやな」
    と思いながら絵を描いた
    絵が描き終わるころ
    牛が「モーウ」とないた
    「もうええか  かっこよく描いてくれたか」
    と言っているようだ
    「えーぞ」
    とぼくは心の中で返事をした
    いい絵が描けた
    寒かったけど楽しかった
    牛も寒かったんだな
         4年 ひでゆき

     同じ哺乳類とは言え、牛肉や牛乳、乳製品以外で関わることが殆どない牛です。仮に牧場で見かけたとしても、ヒトとはかけ離れた存在に見えてしまいます。
    「ハックシュン!」
     ところが、クシャミ一発でヒトとの距離をイッキに縮めました。
     将来、もっともっと自立型ロボットが人間社会に入り込めば、コミュニケーションの希薄さが増していくことでしょう。そこで、良いことを思いついてしまいました。ロボットプログラミングの一部、目的の動作に導くアルゴリズムに、「クシャミ」を加えるのです。
     すると支払いの際、「コンビニ店員ロボット」がこう言います。
    「アリガトウゴザイマシタ。コチラレシートニナリマス。オワスレモノノナイヨウ‥‥(ハックシュン!)オキヲツケクダサイ‥‥(ハックシュン!シツレイシマシタ。ドーモカゼギミナモノデシテ‥‥。)マタノゴライテン、オマチイタシテオリマス。」 
     ペコンと下げたロボットの頭越しに、もしかしたらお客は言うかもしれません。
    「どうか、お大事に。」
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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