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🍒「新しい命」との出会いをどう表現するか

      〜子どもの詩472 Theme-212〜

     例えば「新しい命」と出会うとしましょう。一体私は、その時の感動をどういう表現で示すか。幾つかは準備できますが、みな小手先に過ぎないと思います。あらかじめ準備する言葉は、みな実感が伴っていませんから。
     一人の女の子が、初めての従姉妹が生まれる瞬間に立ち会い、産まれたばかりの赤ちゃんと面会します。どのように表現したか。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       仲良くしようね
    ちいちゃんが入院した
    赤ちゃんが産まれるからです
    夕方お母さんと病院へ行きました
    かんごしさんが「もうすぐですよ
    さっき分べん室に入りました」と教えてくれました
    お母さんと二人で病室で待っていると
    おばあちゃんが来ました
    しばらくして赤ちゃんの泣き声が
    ろうかの向こうから聞こえて来ました
    私に初めてのいとこができたしゅん間でした

    お母さんになったちいちゃんに会いました
    私はドキドキしました
    分べん台の上で
    ちいちゃんが汗びっしょりで
    すごくつかれたように見えました
    それからちょっと泣いていました
    いよいよ赤ちゃんに面会です
    赤ちゃんは保育器の中で元気に泣いています
    名前は虎太郎
    男の子です
    私は心ぞうがギュッとなりました
    うれしくて心ぞうがギュッとなりました
         5年 ゆい

     実感とは、こういうことなんだなと思いました。予め用意した演説、講義、授業、講話、挨拶等の話は、聞き手を前にして、再び組み立て直す必要がありそうです。実感とは、ライブ(LIVE)で生まれるものですから。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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