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🍒 サッカー

      〜子どもの詩341 Sports-6〜

     サッカーワールドカップ2026、北中米大会が開催中です。サッカーを愛する子、サッカー用具への思い入れの強い子の作品を特集します。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       キーパーの手
    なんでとめられへんかったんや
    ゴールネットに転がる一つのサッカーボールを
    けりとばしたいぐらい腹がたつ
    もうやめたい

    休けい時間のお弁当タイム
    ふくろの中には真っ白なおにぎりが二つ
    ラップをはがすとピカピカに光るお米
    よく見るとぼこぼこしている
    ‥‥お母さんの指の形や
    熱々のごはんをにぎってくれてたな

    しょっぱい塩とお米の甘み
    頭の中がすーっと軽くなってきた

    笛の音がひびきわたる
    拾い上げたボールがあたたかくて
    もうなんでも止められそうな気がした
         6年 けいた


       大切なサッカーボール
    ぼくの家のげんかんにはサッカーボールがある
    それはとても大切なサッカーボールだ
    とても大切なわけは
    ぼくがおさない時に
    おじいちゃんが買ってくれたから
    おじいちゃんはなんびょうだったから
    ずっとベッドにいた
    だからベッドでぼくに
    サッカーボールをプレゼントしてくれた
    おじいちゃんは
    ぼくと一回もサッカーをできないまま
    天国へ行ってしまった
    ぼくはおじいちゃんがいなくて
    心ぼそくかなしかった
    おじいちゃんがいなくなってから
    いろんな思い出がよみがえった
    おじいちゃんのあったかい手
    それを一番おぼえている
    ぼくがそんなことを考えていたら
    家ぞくがゆう気づけてくれた

    ある日サッカーをしに  
    いとこの家へ向かうとちゅう
    ぼくの手からサッカーボールが川へ落ちてしまった
    ぼくはパニックになった
    ボールはどんどん遠くへながれている
    お母さんがいる家へひっしになきながら走った
    お母さんに言うと
    「えらいこっちゃ大事けんや」と  
    あみをもっていっしょに川の方へむかってくれた
    走っているとちゅう
    ぼくは「サッカーボールが
    ながされていませんように」とねがっていた
    だけど半分あきらめかけていた
    お母さんとひっしに川をのぞいていたら
    なんときせきが起きていた
    サッカーボールは
    石と石の間にはさまって止まっていた
    お母さんとぼくは「やったぁ」とよろこんだ
    おかあさんがあみで取ってくれているすがたを
    ぼくはなきながら見ていた
    サッカーボールがぼくの手にもどって来た
    ぼくはとび上がる位うれしかった
    だけどサッカーボールにはどろがついて
    きたなくなっていた
    ぼくはいとこの家でサッカーボールを
    ピカピカにあらった
    ぼくはふしぎな気持ちになった
    まるでおじいちゃんが
    サッカーボールをたすけてくれたように思えた
    おじいちゃんとぼくを
    このサッカーボールがつないでくれていると思った
    おじいちゃん
    これからもサッカーボールを大切にするよ
         3年 やまと

       サッカーシューズ
    はじめてかってもらったときのことを
    おぼえているよ
    さいしょは白くきれいだったシューズも
    一回二回はいたらドロドロによごれて
    シューズがよごれた分だけ
    ぼくがれんしゅうをがんばったしょうこだった
    雨の日もドロドロな日も
    グランドではいつもぼくといっしょだったシューズ
    きみのおかげでアシストができた
    きみのおかげでゴールができた
    きみのおかげでしあいにかてた
    どんなときもぼくの足をまもってくれる
    一ばんのあいぼうです
    ありがとう
    今はボロボロになってはかなくなってしまったけど
    ぼくのサッカー人生
    はじめてのあいぼうでした 
         2年 あおい

     サッカーボール、サッカーシューズ、そしてゴールネット。子ども達もまた、それぞれの思いを胸に秘め、サッカーに取り組んでいます。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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