
🍒子どもの詩120 Sports-1
〜ソフトボール〜
子どもの詩を紹介するnoteです。
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スポーツに親しむ子ども達が増えてきました。スポーツには勝ち負けが付きものですが、それだけが重要ではありません。20点以上点数の開いた球技の負け試合でも、緊張の余り転倒した陸上競技でも様々なチャレンジがあって、それにともなって学びが得られています。
ボールとれたあ
カキーン
まさし君が打ったボールが飛んできた
今はツーアウト
「福田」に20点以上入れられている
このボールはぜったいとらなきゃ
試合にはまけてもいい
でもこのボールはとりたい
とってみんなに喜んでほしい
ぜったいぜったいとるぞ
心ぞうがバクバクと鳴った
グローブを大きく上に上げた
ボールが落ちてくる位置に着いた
よし まちがいない
とれる
パン!
手がとてもいたくなったけどがまんした
お母さんたちがうちわをたたいて
「みゆきすごい ナイス」と言ってくれた
やったあ
ノーバンでボールがとれた
「みゆき ナイス」
ちょっとだけ照れてしまった
でもすごくうれしかった
試合は負けた
でも「福田」から1点とれて
まさし君の打ったボールがノーバンでとれた
私にもできるんだ
これからも練習をがんばるぞ
4年 みゆき
陸上競技場
「あ 終わったな‥‥もう一位にはなれない」
つまずいてころんだ時に思った
でもまだ追い返せるかも
立ち上がって走り出した時最下位になっていた
学校では五年生で一位になった
陸上大会でも一位になりたくて
毎日毎日いっぱい走った
大会の日きんちょうして
おしっこがもれそうになった
先生がほっぺをつんつんしながら
「そんなにきんちょうするな」って
やさしく言ってくれた
スタートの合図がして走り出した
あせらずゆっくり走った
最初のコーナーを過ぎたとこで
くぼみがありこけた
こけるなんて思ってもいなかった
心が折れかけたけど
がんばって最後まで走った
10人追い抜いた
7位でゴールした
走り終わったら足と手がいたくなってきた
こけたときはいたみがなかったのに‥‥
みんなが心配してくれた
いっぱい抜いてすごいとほめられた
あきらめなくてよかった
陸上競技場なんて大きらいだけど
来年はぜったいこけずに走るから
待ってろよ陸上競技場
リベンジだ!
5年 とうご
うまくできない経験があって、再チャレンジし、リベンジを果たす。その一連の時間にこそ値打ちがあることに気づいた子ども達は、一生の宝物となる学びを得たことになります。「勝ち」だけではなく、「負け」の中にも、重要な価値があると言うことなのでしょう。
わたしの一番すきな時間
「オン・ユア・マークス」
スタート地点に立って前を見る
百メートル先のゴールをにらんで
そのまま手を地面につけた
それまでうるさかったスタンドもシンとなる
「セット」
耳をすませて力をためる
しんぞうがバクバクしている音が聞こえてくる
「バーン」
大きな音
ためていた力で一気に前に出る
うでをふり地面をける
大きな音のおかげかまわりの声は
何も聞こえない
自分の必死な足音が聞こえるだけ
地面も風も空も
全部わたしのものになったみたいだ
わたしはこの時間がすき
だれにもじゃまされないわたしだけの時間
4年 ちひろ