
🍒子どもの詩124 Pet-2
〜犬のさつき〜
子どもの詩を紹介するnoteです。
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健康状態が万全で、皆が生まれてくるわけではありません。それは、人もペットも同じことです。
全盲の白い秋田犬、「さつき」との散歩を題材とした詩を紹介します。
犬のさつき
朝五時五十五分
いそいで着がえてさつきの所へ行く
六時を過ぎるとさつきはおしっこをしてしまう
目が見えないさつきは
ガチャガチャ散歩のくさりの音で
まるで見えてるかのように
ぼくの方にゆっくり近寄ってくる
玄関を開けると外へ飛び出す
散歩のコースは決まっている
ぼくと並んで歩いていくさつき
まだ二才にもなっていないさつき
去年の夏
目の病気で両目が見えなくなった
青いガラスの目になった
眠くてあくびがでる
さつきの引っ張りで目が覚める
人が通ると追いかける
目が見えないのにおいかける
目は見えずとも力は大人なみだ
秋田犬が好きというおばさんに出会った
「白いきれいな犬ね
おばさんの飼っているネコも目が見えないの
散歩頑張ってね」
「はい」
会話がはずんだ
朝の早いさつきとの散歩はつらい
でも「目の青いきれいな犬ね」
「毎日えらいなあ」
犬を散歩させているおばさん
立ち話をしているおじさん
色んな人との朝の会話が楽しい
庭でずっと遊んでいたのに
今は家の中でじっとしているさつき
おもちゃで一人遊ぶさつき
ぼくとの散歩を
楽しみにしてくれていると思う
5年 さくたろう
「幸せ」というのは、身体の自由さや不自由さとは、別次元で存在していることが、この詩から直接伝わってきます。
私は、少し体調が思わしくないと、くよくよ悔やんでしまうタチですが、それは多分、幸せをクシャクシャにまるめて、くずかごに捨てているようなものなんでしょうね。「さつき」を見習わねば。