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🍒子どもの詩122 Pet-1

      〜また会おうね〜

     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     熊に間違えられやすい犬がいます。ニューファンドランド犬。作品に登場する「マーク」も、このニューファンドランド犬です。
     穏やかで優しく、非常に友好的な性格です。「優しい巨人」とも呼ばれるくらい、家族や子供、他のペットに愛情深く接します。しかし、とにかくデカい。オスの場合、60〜70kgといいますから、超大型犬です。だから、誤解されやすいのです。近寄ってくるだけで、みんな逃げてしまいます。
     そんなニューファンドランド犬「マーク」との別れを題材とした作品。

       また会おうね
    「マーク もう動かへんの?」
    マークはぼくのうちの犬
    ぼくが生まれる前からずっとうちにいてくれた
    真っ黒でふわふわでぼくよりずっと大きい
    いっしょにさんぽしていると
    よくクマや牛にまちがえられた
    大きいけどぼくをみると
    「キュンキュン」って言って走ってきた
    さん歩の時もよくぼくの言うことをきいた
    ぼくがおくれると待っていてくれた
    小さい犬を見ると友達になりたくて
    「アンアン」って言うけど
    大きすぎるからいつもにげられてしまう
    だから友達はぼくだけ
    マークの手はぼくのニ倍くらいあった
    顔もニ倍くらい
    でももう少しでぼくは
    マークより大きくなるんだったのに
    十三年生きた
    「人間でいうと九十六才です」って言われた
    でも今日はねている顔がいつもとちがっていた
    さわるとまだあたたかい気がした
    ふわふわで安心する
    「ずっといっしょにいようね」って
    約束したのにな
    お父さんとお母さんが二人で
    もうふでくるんだマークを車に乗せた
    ぼくもマークについてやき場に行った
    手紙を書いてマークに持たせた
    また会おうねって
    家に帰ってもなにか忘れているような気がした
    たぶん明日もあさっても
    こんなんが続くと思う
    マークといられて楽しかったよ
    マーク
    ぼくんちに来てくれてありがとう
    ぼくといてくれてありがとう
         4年 たつき

     大き過ぎて逃げられてしまうマークにとって、たつき君は唯一の友達でした。その友達のたつき君と出会うために、マークはやってきたのでしょうね。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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