
🍒子どもの詩244 Theme-78
〜登り棒〜
読みに来ていただき、ありがとうございます。
子どもの詩を紹介するnoteです。
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体育の中でも、器械運動と呼ばれる領域は、低学年の子ども達にとっては過酷です。例えば、登り棒。登り切れる子もいれば、しがみつくのが精一杯の子もいます。出来る出来ないがくっきりするのが、器械運動の特徴と言えるでしょう。
登れなかった子は、何度も何度もトライするけれど、その度ごとに跳ね返されてしまいます。一見無駄な努力に見えるけれど、トライ&エラーを繰り返す内に、必要な力が徐々に蓄えられていきます。
棒にしがみ付くのに必要な、握力と上腕筋。脚を引き付ける腹筋。足の裏で挟み込んだり足の甲を絡めたりする補助動作の習得。何よりも、諦めない気持ち。それらがそろった時、奇跡は起こります。
のぼりぼう
「足をねばねばにしてやったらいいかなぁ」
のぼりぼうができないので
どうやったらいいか考えた
くつをぬいだ
くつしたもぬいだ
はだしになるとあせをかいていた
あせでねばねばした
手にもあせをつけてねばねばにした
一年生の時ぜんぜんのぼれなかった
すぐ手をはなしてしまった
だから練習をいっぱいした
お母さんの体でれんしゅうをした
お母さんをのぼりぼうだとおもって
かたまでのぼってかたぐるましてもらった
ぼうをのぼりはじめた
モンキーみたいにのぼった
お母さんにのぼるよりかんたんだ
ちょっと手をのばして一気にのぼった
ねばねばがよくくっついた
手の色が赤にかわった
手がいたくなった
足もオレンジ色にかわった
「手をはなしてしまおうかな」
「今日は上までいけるかな」
さいごに右手がてっぺんにタッチした
はじめていけた
上にのぼるとびょういんも山もすぐ近くに見えた
鳥もすぐ近くに見えた
空をとびたいと思った
2年 あずさ
体育の時間に初めて登れたのなら、活動を一時中断してでも、みんなで登りきった児童に賛辞の拍手を送ります。それだけの値打ちは、十分にありますから。
そして一番のご褒美は、高い場所から見える景色です。山も鳥も建物も、みんな祝福してくれます。
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