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🍒学校のバリアフリー化

      〜子どもの詩387 SDGs-14〜

     文部科学省の「学校施設のバリアフリー化に関する実態調査」によると、令和6年度末時点で、全国の公立小中学校における「校舎のエレベーター設置率」は31.2パーセントです。(この数値には、1階建てでエレベーターが不要な学校も含まれています。)
     文部科学省は目標として、「要配慮児童生徒等が在籍する全ての学校への設置」を掲げており、順次バリアフリー化が進められているところです。これは学校に通う児童生徒を念頭においた目標ですが、学校のバリアフリー化にはもう一つ別な意味があると、次の作品は知らせてくれます。
     Akiyama.Uです。子どもの詩を紹介しています。
             🔷
       参観日 
    今日は参観日
    お母さんは病気なので
    今  車椅子に乗っている
    学校にはエレベーターがないので
    一階の教室に行くのがやっとだ
    私はいつも参観日が来ると
    「あぁーあ」とため息をつく
    二年生のころからもう二年間
    お母さんは見に来てくれていない

    でも今日  お母さんは一階の妹の教室に行き
    おじいちゃんが私を見に来てくれた
    きんちょうした
    おじいちゃんも何年ぶりか知らないけれど
    きんちょうしていた

    先生が来て「白いぼうし」の勉強が始まった
    質問に答えようとして手を挙げたら
    言うことを忘れてしまった
    でも  すぐ後で思い出した
    「女の子がせかせかと言ったのは
    男の子にまたつかまえられると思ったからです」
    私は大きな声で言った

    ちょっと後ろを見た
    おじいちゃんはしんけんに見ていてくれた
    前に出て  はんで音読の発表をした
    上手に読めておじいちゃんも拍手をしてくれた
    うれしかった

    終わって階段をおりたら
    おかあさんとおじいちゃんが話をしていた
    「あけみは  何でも元気やったで」
    「ゆりかは  大きな声で言えとったで」
    でも学校にエレベーターがあったら
    お母さんも二階の教室に来れるのに‥‥
    そうだったら
    私はうれしいのにな
         4年 ゆりか

     日本全国の小中学校の数は、およそ28500校。その68.8パーセントですから、19608校。まだ、2万校近い学校では、参観日になる度に悲しい思いをしている親子がいるということになります。一日でも早い、エレベーターの設置が待たれます。
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     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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