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🍒ミシンの縫い目を追いかけて

    〜子どもの詩482 Worker-21〜
        《スポーツ衣料品ソーイングスタッフ》

     スポーツ衣料品の有名ブランド、「adidas」。その縫製に関わる、母親の仕事ぶりを見て書いた作品です。
     Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔹
       お母さんの手
    「ピーピッピーッ」とミシンの音
    お母さんが  内しょくのズボンをぬっている
    左手は人差し指と親指を広げてぬのを送っている
    右手はぬのを少し手前にひっぱって
    ぬいちぢみがしないようにぬっている
    あっという間に
    ポケット口のステッチぬいまでしてしまった
    お母さんの手は
    まるで機械のように  速く正確に動いている
    ミシンの針が
    お母さんの手を追いかけている
    お母さんの目が
    ミシンのぬい目を追いかけている
    まるで競争しているみたいだ
    最後の一枚をぬった後
    ぬい目をはしからはしまで確かめていた
    「あー  やっと終わった」
    うれしそうに言った
    ほっとして  いいにおいをさせながら
    熱いコーヒーを飲んでいた
    お母さんのぬったズボンが
    お店にならんでいる
    アディダスのズボンをはいている人に出会うと
    なんだかうれしくなる
         5年 しゅり

    アディダス(adidas)の一般的なスポーツ衣料品やスニーカーの多くは、1990年代以降、コストや生産効率の観点からアジア等の海外工場へ生産拠点が移行されており、現在「自国(日本国内)縫製」や「国内生産」の定番アパレルは基本的には展開されていません。ただし、チームオーダー専用の一部ゲームウェアなどでは国内生産(日本国内縫製)モデルが継続・提供されています。

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     adidas社のみならず、多くのスポーツ衣料品会社のほとんどが、海外での縫製に頼っているのが現状です。国内縫製は、一部のチームがオーダーする場合に限られています。しゅりさんのお母さんが縫製した衣料品は、今頃誰が着ているのでしょうか。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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