
🍒子どもの詩254 Family-29
〜妹の誕生2~
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子どもの詩を紹介するnoteです。
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兄弟姉妹の末っ子には、決して叶うことのない夢が一つあります。同じ両親の下に育つ、生まれたばかりの赤ちゃんを見ること。これは、どう考えても無理なのです。
幸いにも、さちさんは姉になることになりました。そして、妹ができた日のことを詩に書き記します。
いもうとが生まれた
「もうちょっとしたら赤ちゃんが生まれるから
きょう学校休むか」とおかあさんが言った
五月三十一日
きょうはいもうとが生まれる
おばちゃんの車で川さきびょういんに行った
おかあさんはすぐにぶんべん室に入った
わたしもぶんべん室に入った
おかあさんはときどき
いたそうな顔をしておなかをなぜていた
おいしゃさんとかんごしさんもあわてて入ってきた
おなかの中のようすがテレビモニターにうつった
「ヒューヒュー」
犬みたいななきごえがきこえた
おかあさんはうんうんと言いながらしんどそう
赤ちゃんのあたまが見えた
「おぎゃ‥」
小さいなきごえがきこえた
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
だんだん大きなこえでなきながら出てきた
さんかくのおにぎりみたいなあたま
しわくちゃでねこみたいななき顔
ほそいにんじんみたいな足
トマトのように赤いはだ
五月三十一日午ご三時十六分
わたしのいもうと「めぐる」が生まれた
おかあさんのおなかの中に
こんなかわいい赤ちゃんがいたんだね
わたしが名前を考えてあげたんだよ
2年 さち
めぐるちゃん。いい名前です。巡り巡って、さちさんと出会ったんだね。もし大人になって結婚して、お腹の中に子どもが出来たと分かったら、この日の経験は別な意味を持つのかも分かりませんね。お母さんは、そこまで考えていたのだろうか?
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