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🍒子どもの詩132 Worker-2

      〜土木作業員〜

     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹

     人間てすごいなあと、誇らしく思える時があります。道路に大きな穴が空いてしまった時。大災害でビルや高速道路が倒れたり傾いたりした時。みんながその事を忘れ始めても、パワーショベルやダンプカーや従事する土木作業員は働き続け、何ヶ月も何年も、時には十年以上もかけて、復旧に向けて力を注ぎ続けます。
     土木の仕事にたずさわる父について、まゆうさんは詩に書き記しました。

       けがは男の勲章や
    お父さんは土木の仕事をしている
    パワーショベルで古い家をつぶしたり
    ダンプカーで
    じゃり道にアスファルトをしいたり
    下水道にパイプを通したり
    公園の遊具を設置したり
    お父さんはどう考えても仕事のしすぎ
    卒業記念の百葉箱もお父さんがつけた
    逆上がりの補助器だってお父さんが直した
    でももっとすごいのは
    ロッククライミングをして
    災害でつぶれた山の斜面を直したこと
    山崎断層の山の上で仕事をしたそうだ
    かっこいいけどこわそうやな
    家を出る時お父さんは
    緑の字で安全第一と書いた作業着を着て
    さきっぽに鉄が入った安全ぐつをはいている
    でもお父さんはけがをする
    ようへきを作る時
    溝にはまってけがをした
    むこうずねがむらさき色になっている
    「ここ痛いやろ」と言ってさわった
    お父さんはにやっと笑って
    「けがは男の勲章や
    このぐらいへっちゃらや」と言っている
    爪もむらさき色になったり
    われたりしているのに
    痛いなんて口にしない
    どう見てもわたしは
    かっこうつけているとしか思えない
    けれど人に頼られている
    お父さんがいないとみんな困ってしまう
    お父さん たくましいんやな
         6年 まゆう

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    擁壁(ようへき)

     仕事に誇りをもって取り組むお父さん。そのお父さんを誇りに思うまゆうさん。仕事や家族との関係は、こうありたいと思いました。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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