第70回群像新人文学賞原稿募集に投稿完了
第70回群像新人文学賞原稿募集に投稿完了

■応募作品は自作未発表の小説に限る。同人雑誌発表作、他の新人賞への応募作品、ネット上で発表した作品等は対象外とする。
■枚数は、400字詰原稿用紙で70枚以上250枚以内。400字詰換算の枚数を必ず明記のこと。応募は一人一篇とする。
■締め切りは、郵送の場合は2026年10月31日(当日消印有効)。WEBの場合は、2026年10月15日(当日24時まで)。
■郵送、WEBいずれの応募の場合
プロット
『空を忘れた街、空を取り戻した僕ら』
――新・決定版 長編小説プロット――
想定応募先
第70回 群像新人文学賞を第一候補とする。
想定分量
400字詰原稿用紙70~250枚の範囲を想定。
本作の目標文字数:
約75,000~90,000字
=400字詰原稿用紙約188~225枚
※SF設定を膨らませることを目的とせず、人間ドラマを中心にする。
二十四歳のレンには、論文しかなかった。 金もない。会社もない。政治力もない。研究施設もない。実証実績もない。 ただ一つ、「電気は電線で運ばなければならない」という社会の常識を疑った論文だけを持っていた。
レンは、成層圏に浮かぶ太陽光発電プラットフォームとワイヤレス給電を組み合わせれば、巨大な送電網への依存を大幅に減らせると考える。住宅は屋根や壁面の太陽電池で自給し、大量の電力を必要とする工場は近接した再生可能エネルギー源から直接受け取る。不足分や災害時には成層圏から無線で電力を送る。理論としては美しい。
しかし社会は、理論だけでは動かない。 電力会社には電力会社の歴史があり、プラント会社にはそこで働く人間の生活がある。政治家には選挙区があり、官僚には安全に対する責任がある。技術者には、自分たちが築いてきた仕事への誇りがある。そしてレン自身には、「自分の正しさが人間を幸せにする」という思い込みがある。
日本では計画が潰れる。 そのとき、誰も見向きもしなかった小さな国が名乗りを上げる。そして世界が先に成功を目撃する。日本社会は、後から動き始める。
だが、成功した技術にも事故は起きる。 そのときレンは初めて、「正しい技術」と「人間が安心できる技術」は違うことを知る。

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